プログラミング案件でお金を稼ぐ方法|初心者が案件を探すときのポイントとおすすめのサイト

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プログラミング案件でお金を稼ぐ方法|初心者が案件を探すときのポイントとおすすめのサイト

溝口弘貴
本記事の企画・編集者
溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表

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いまや、プログラマーへの道は広く開かれている時代です。

オンラインのプログラミングスクールを運営している株式会社デイトラの調査によると、現役ITエンジニアのうち、大学や専門学校でプログラミングを学んだ人は合計で62.8%、独学で学んだ人は20.3%でした。

ITエンジニアになるための勉強はどこでしましたか?

引用元:「プログラマーの道」に関する調査|PRTIMES

実務経験を経ていなくても、学習の機会さえあればプログラマーになることは可能です。

ただし、プログラミングを学んだとしても、どうすれば案件を受注して仕事につなげることができるのかまではわかっていない方も少なくありません。

プログラミング初心者でも案件を受注できるのか、案件の取り方、プログラミングで稼ぐ方法などを紹介していきましょう。

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本記事の監修者

溝口弘貴

溝口 弘貴

つなぐマーケティング代表

電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら

初心者でもプログラミング案件を受注できる?

まず知っておくべきは、学校での学習を通じて、あるいは独学でプログラミングを修得しても、初心者のうちはプログラミング案件を受注するのは難しいということです。

プログラマーを募集している案件のなかには「初心者OK」「未経験者OK」といったものもあるので「まったく案件を受注できない」とはいいませんが、少なくとも「生活できるほどに稼げるようになる」というレベルには遠く及ばない程度の収入しか得られないでしょう。

「学習」だけでは現場で活躍できるプログラマーにはなれません。

プログラミング初心者のうちは、せめて1~3年程度は社内プログラマーや副業フリーランスとしての実務経験を積むことをおすすめします。

初心者がプログラミング案件を受注できるようになるまでの流れ

プログラミング初心者が案件を受注できるようになるまでの流れを、順を追って確認していきましょう。

  1. プログラミング言語を身につける
  2. 1~3年ほど実務経験を積む
  3. ポートフォリオを作成する
  4. 案件サイトに登録する

ステップ1:プログラミング言語を身につける

最初のステップは「どのプログラミング言語を身につけるのか?」を決めることです。

当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、このステップは非常に重要な意味をもっています。

なぜなら、どの言語を修得するのかによって「なにができるのか?」が変わるからです。

プログラミング言語には、Java・JavaScript・PHPなどのメジャーなものをはじめ、マイナーなものを含めると200種類以上が存在していますが、実際にプログラミングの現場で使用されているのは20種類ほどだといわれています。

そのなかから「自分がやりたいこと」と「需要」のバランスを見極めて、学習するプログラミング言語を決めてください。

たとえば、業務システム・ゲーム・スマホアプリなど色々なことをやりたいならJavaやJavaScript、webサイトの作成ならPHP、AI開発ならPythonなど、将来性を含めてプログラミング言語を選ぶ意識が大切です。

どのプログラミング言語を身につけるのかが決まったら、プログラミングスクールに通ったり、オンラインスクールや本・動画などを活用したりして、仕事で使えるレベルになるまでスキルを高めましょう。

【卒業生が選んだ】おすすめプログラミングスクール比較 | プロリア プログラミング

ステップ2:1~3年ほど実務経験を積む

プログラミング言語を学習したら、次は実際の現場で実務経験を積んでいきます。

会社に就職し社内プログラマーとして鍛えられていくのが最も実践的ですが、ほかの仕事をしながらでも自分で作品を製作してみたり、プログラミングの仕事をしている知り合いを手伝ったりしながら、経験値を高めていきましょう。

フリーランスのプログラマーとして案件を得られるようになるには、1~3年は実務経験を積む必要があると考えておいてください。

ステップ3:ポートフォリオを作成する

実務経験を積み重ねていると、さまざまなプロジェクトや作品の制作に携わることになります。

これまでの経験はすべてクライアントにアピールする材料になるので、ポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオはプログラマーとしての実績を示す成果集のような存在です。

初心者で経験も浅いなら、スキルの高さやセンスを伝えるためにはポートフォリオの作り込みが欠かせません。

最初は難しく感じるはずですが、有名なプログラマーのポートフォリオやwebで公開されているサンプルを参考にしながら、自分の魅力を紹介できるポートフォリオを作成してください。

ステップ4:案件サイトに登録する

ポートフォリオを作成したら、いよいよ案件サイトに登録します。

初心者のうちは比較的にハードルが低いクラウドソーシングサービスに登録するといいでしょう。

初心者OK、実務経験が浅くてもOKといった案件も多いので、まずはコンパクトな案件を数多く経験してレベルアップをはかってください。

プログラマーとしての経験が充実してきたら、フリーランスエージェントに登録したり、以前のクライアントに営業をかけたりして、磨き上げたスキルを活かせる高単価案件の取得やキャリアアップを目指していきます。

プログラミングで稼げる案件とは?プログラミング案件の種類

プログラミングを身につけたら、さまざまな案件を取得できるようになります。

ここでは、プログラミングで稼げる案件の種類を紹介しましょう。

  • Webサイト制作
  • Webサービス開発
  • 業務システム開発
  • スマホアプリ開発
  • ゲーム開発

1.Webサイト制作

企業のホームページやランディングページなどのwebサイトを制作する案件です。

サイトをゼロから新規で作成したり、既存のサイトを修正してリニューアルさせたり、コンテンツを追加したりといった作業が中心になります。

WebサイトはWebディレクターがクライアントから要望をヒアリングし、Webデザイナーがデザインを制作し、プログラマーがコーディングするという流れで制作されるのが一般的です。

HTML・CSS・JavaScriptといったソースコードがシンプルで複雑なロジックを必要としないものが多く、初心者向けの案件だといえます。

2.Webサービス開発

ECサイトや予約サイトといったサービスサイト、チャットツールなどを制作する案件です。

決済サービスや予約システムの導入などwebサイト制作よりも難しいスキルが求められますが、難易度が高まる分、報酬額も高くなります。

HTML・CSS・Javaが基本ですが、最近では日本生まれのRuby・Ruby on rails、Pythonといった初心者でも使いやすいプログラミング言語の需要が高まっているので、チャレンジしやすいかもしれません。

3.業務システム開発

企業の業務効率を向上させるためのシステムを新規で開発する案件です。

たとえば、従業員の勤怠管理や在庫管理、顧客管理、ポイントカード管理などのシステムを制作します。

業務システム開発は、プログラミング案件のなかでも業務の範囲や言語が幅広いという点が特徴的です。

ヒアリングを通じてクライアント企業が抱える問題点や業務の進め方を理解したり、関係法令の勉強をしたりと、コーディング以外のスキルも求められるので、webサイト制作やWebサービス開発と比べると難易度は高いといえるでしょう。

システムに応じて求められるプログラミング言語も異なりますが、Java・JavaScript・Pythonなどの言語はとくに需要が高く単価も高くなる傾向があります。

4.スマホアプリ開発

iOS・Androidなど、iPhoneやアンドロイドスマホで稼働するアプリケーションを開発する案件です。

iOSならSwift・Objective-C、AndroidならJava・Kotlinといったかたちで、OSによって使用するプログラミング言語が異なります。

最近では、異なるOS間でも1つの言語だけで共通化できる「クロスプラットフォーム」も浸透しはじめたので開発の難易度が下がりましたが、OSサイドで不具合が発生した場合は各々の言語で対応しなければなりません。

まだ国内では前例が少ないので、やはり各プログラミング言語の修得が必須です。

5.ゲーム開発

PlayStationなどで稼働するコンシューマーゲーム、パソコンにインストールして稼働するPCゲーム、インターネット上で稼働するブラウザゲーム、スマホゲームの開発に携わる案件です。

ゲーム開発の業界では、プログラマーのことをゲームクリエイターとも呼びます。

ゲーム開発で使用されるのは、C++・C#・JavaScript・Swift・Rubyなどが主流です。

最近のゲームはオンライン接続によるユーザー間での対戦・協力、コンテンツの追加といった要素が実装されているものが多いので、サーバサイドの知識も求められます。

初心者がプログラミング案件を探す3つの方法

まだ経験が浅い初心者のうちは、プログラミングを学んでもどうすれば案件を取得できるのか分からないといった状況に陥ることも多いでしょう。

初心者がプログラミング案件を探すおもな方法は、ここで挙げる3つです。

  • 知り合いや以前の職場から直接もらう
  • クラウドソーシングサイトを利用する
  • フリーランスエージェントを利用する

1.知り合いや以前の職場から直接もらう

自分自身の知り合いや知人からの紹介、以前に勤めていた職場に営業をかけるなどして、案件を直接取得する方法です。

すでにスキルや実績などの面を理解してもらっているので商談の手間が少なく、条件交渉にも柔軟に応じてもらえる可能性が高いでしょう。

直接契約なので、手数料などの中間マージンも発生しません。

ただし、懇意にしている知り合いや以前の職場が常にプログラミング案件を抱えている可能性は低いのでタイミング次第の傾向が強く、契約や請求といった事務作業も発生するので参画後の手間が多くなります。

2.クラウドソーシングサイトを利用する

プログラミング初心者でも案件を取得しやすいのがクラウドソーシングサイトです。

「初心者OK」の条件で募集している案件なら、スキル・実績の提示やポートフォリオの提出だけで受注できる可能性があります。

クラウドソーシングサイトには数多くのプログラミング案件が掲載されていますが、二次・三次以下の孫請け案件や低予算の小規模案件があふれているので、報酬単価は低めです。

好条件の募集が掲載されても応募が殺到して競争率が高くなりやすいので、初心者レベルを脱したらほかの方法で案件を取得して収入アップをはかったほうがいいでしょう。

3.フリーランスエージェントを利用する

実務経験が1~3年を超えたら、フリーランスエージェントの利用を考えてみましょう。

業界の経験を豊富にもつコーディネーターが、修得済みのプログラミング言語や実績からマッチする案件を探して紹介してくれるので、自分で営業しなくても案件を受注できます。

企業面談のスケジューリングや面談会場への同行、契約・請求など事務作業の代行といったサポートも得られるのでプログラミングに集中できるうえに、報酬単価も高めです。

自分で営業するよりもスムーズに案件に参画できますが、基本的に募集企業は即戦力を求めているので初心者向けの案件は多くありません。

また、エージェントサービスが保有している案件にマッチしなければ紹介が受けられない、募集企業の多くが首都圏や大都市部に集中しておりフルリモート案件が少ないといったデメリットがあることも、おぼえておいたほうがいいでしょう。

おすすめのフリーランスエージェントをみる

経験が浅い人でもプログラミング案件が受注できるおすすめのサイト6選

実務経験が浅い初心者でもプログラミング案件が受注できる可能性が高いおすすめのサイトを紹介します。

クラウドソーシングサイト3選

初心者OKの案件が多く受注しやすのがクラウドソーシングサイトの特徴です。

平均的な報酬単価は低めですが、上手く活用すれば数多くのプログラミング案件を経験できるので、自分自身のレベルアップに役立ちます。

1.ランサーズ

ランサーズ
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クラウドソーシングサイト2強のひとつが「ランサーズ(Lancers)」です。

2023年5月時点で、web・システム開発の案件は7,776件、システム開発・運用の案件は8,598件の募集がありました。

ランサーズには、受注者(ランサー)がスキルや経験に希望価格をつけて商品として出品できる「パッケージ」機能があるので、プログラミング案件を受け付けていることを不特定のクライアントに向けて発信可能です。

要求されるスキル・経験のハードルは高めですが、それに応じてクラウドソーシングサイトのなかでは報酬単価も高く設定されている案件が多い傾向があります。

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2.クラウドワークス

クラウドワークス
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クラウドソーシングサイトの最大手が「クラウドワークス(CrowdWorks)」です。

2023年5月時点で、システム開発335件、ホームページ制作・webデザイン306件の募集がありました。

クラウドソーシングサイトとしての知名度は抜群ですが、副業・小遣い稼ぎの感覚で働く受注者(ワーカー)が多く、小規模の事業主や個人のブロガー・アフィリエイターといったプログラミング案件の相場を知らない発注者も少なくないので、報酬単価は低めです。

初心者プログラマーが初めて案件を取得するにはおすすめのサイトなので、ステップアップの足がかりとして活用しましょう。

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3.ココナラ

ココナラ
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クラウドソーシングサイトに分類されますが、ランサーズ・クラウドワークスとは勝手が違うのが「ココナラ(coconala)」です。

ココナラは「プロが集まる№1スキルマーケット」と銘打ったサイトで、ユーザー側がスキルを出品する形式をとっています。

案件に応募するのではなく、スカウトを待つかたちだと考えておけばいいでしょう。

2023年5月時点で、HTML・CSSコーディング案件は3,750件、プログラミング・ソフトウェア案件は3,118件、モバイルアプリ開発案件は600件でした。

これは「募集している案件の数」ではなく「プログラマーが出品している提案数」なので、クライアントから選ばれるためには魅力的なPR文や実績の提示が不可欠です。

クライアント側からみれば報酬単価も重要な比較要素になるので、案件を得やすくするにはできるだけ安く設定する必要があります。

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フリーランスエージェント3選

クラウドソーシングサイトよりも高単価の案件が多く、キャリア形成に向けたスキルアップも図ることができるのがフリーランスエージェントです。

クラウドソーシングサイトでの案件取得や社内プログラマーとして1~3年程度の経験を積んだら、フリーランスエージェントに登録して収入アップを目指しましょう。

1.エンジニアファクトリー

エンジニアファクトリー
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フリーランスエージェントのなかでもとくに初心者向けの案件を多く扱っているのが「エンジニアファクトリー」です。

エンジニアファクトリーでは、1年以上の実務経験があれば案件の紹介を受けられます。

多くのフリーランスエージェントが1~3年の実務経験を求めているので、この差はかなり大きいといえるでしょう。

2021年度の月単価の平均は76万円で、実務経験が浅くても高単価の案件を受注できるチャンスがあります。

ただし、フルリモートや週3日以下の案件数は多くないので、自由な働き方を望むなら不向きかもしれません。

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2.クラウドワークステック(旧:クラウドテック)

クラウドワークステック
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「クラウドワークステック」はクラウドワークスが運営しているエージェントサービスです。

リモートワーク率88%、週3~4日の案件の多数という柔軟な働き方を実現できる案件が多いながら、サイバーエージェント・ミクシィといった有名企業の案件も取り扱っているという点で、多くのフリーランスプログラマーから支持されています。

72万社という圧倒的な登録企業から経験豊富なコーディネーターが案件をマッチングしてくれるので、自分で案件を探したり、営業をかけたりといった手間はありません。

家庭の事情や地方在住などの理由で企業常駐では働けないプログラマーにとっては、利用しやすいエージェントサービスだといえます。

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3.ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ
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「ITプロパートナーズ」は「自立した人材を増やして人生の幸福度を高める」というビジョンを掲げたエージェントサービスです。

週2日から働ける案件やリモート可能案件も多数なので、はじめてエージェントサービスを利用するプログラマーにとっては使いやすいといえるでしょう。

稼働日数が少ないリモート案件だと報酬単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズは比較的高単価の案件が多いので、経験値を高めつつ収入アップも期待できます。

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さいごに|プログラミング案件を受注するには準備と努力が必要

プログラミングを学ぶ機会は大きく広がっていますが、単にプログラミングを学んだだけでは稼げるプログラマーにはなれません。

初心者がプログラミング案件を受注するためには、需要の高いプログラミング言語を中心に学習してポートフォリオを充実させていくという「準備」と、コンパクトな案件から実務経験を積み重ねて経験値を高める「努力」が必要です。

まずはクラウドソーシングサイトなどを活用してレベルアップを図り、1~3年の実務経験を経たらフリーランスエージェントを介した契約や直接契約で収入アップを目指しましょう。

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