フリーランスエンジニアの厳しい現実と後悔しないための対策を解説
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フリーランスエンジニアとしての働き方に興味があるけど、不安を感じている方は少なくありません。
- 本当に安定した収入が得られるのか?
- 今のスキルでやっていけるか?
経験豊富なエンジニアであればフリーランスになっても高収入が見込めますが、スキルや経験が乏しいと仕事を獲得することすら難しいです。
また、スキル・経験・コミュニケーション能力のいずれかが低い場合、フリーランスとして生き残っていくことは困難でしょう。
本記事では、フリーランスエンジニアの厳しい現実やフリーランスになってから後悔しないための対策について解説します。
フリーランスになることを考えているエンジニアの方は、ぜひ参考にしてください。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
フリーランスエンジニアの40%以上は年商500万円未満という現実
フリーランスエンジニアになると、稼げるイメージをもつ方も少なくないでしょう。
株式会社ゼネラルリサーチが20~40代のフリーランスエンジニア約1,000人を対象に調査した結果によると、全体の40%以上は年商500万円未満ということが分かりました。
また、年商300万円を下回るエンジニアは20%ほどいました。
引用元:【2023年版】フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月 – Relance
エンジニアは、ほかの職種と比べて年収が高いほうです。
しかし、年収の高いエンジニアは相応のスキルと経験があります。
フリーランスになると仕事を継続的に獲得しなくてはならないため、営業スキルやコミュニケーション能力もそれなりに高くないと、高収入を得るのは難しいといえるでしょう。
フリーランスの収入に対する満足度は低い
フリーランス協会が発表した「フリーランス白書2024」によると、現在の収入に不満を感じているフリーランスは40%以上で、フリーランスの収入に対する満足度は低いことが分かります。
働き方に満足しているフリーランスは多い反面、収入面で不安を抱える方も多い可能性があります。
よほど自身のスキルや経験に自信がある方を除いて、収入を増やす目的でフリーランスを目指すのは推奨しません。
けがや病気で仕事を休んだら収入が途絶える
けがや病気などが原因で仕事を休まなければならない場合、会社員なら健康保険の傷病手当金により収入の3分の2程度が保障されます。
しかし、フリーランスの場合は民間の保険に入らない限り保障されません。
フリーランスになると、そういったリスクもあるため、万が一に備えて6か月分の生活費を貯めておくことが大事です。
フリーランスエンジニアになる5つのメリット
それぞれメリットに感じるポイントは違いますが、フリーランスは会社員と比べて「自由な働き方」ができるのが大きな魅力です。
- 仕事を断れる
- 平日に休める
- 業務量に応じて収入を増やせる
- 人間関係のストレスが軽減される
- リモートワークがしやすい
それぞれ説明していきましょう。
1.仕事を断れる
企業から仕事の相談や依頼がきたとしても、忙しい・ほかの仕事を優先させたい場合や担当者の態度が高圧的な場合など、こちらから仕事を断わることもできます。
会社員だと会社の売上が大事なため、自身の考えで断ることはとてもできません。
また、契約内容も調整することが可能ですので、場合によっては1か月単位で契約を結ぶこともできるでしょう。
2.平日に休める
業務やスケジュールの調整は必要ですが、フリーランスは自由に休みを取ることができます。
旅行が好きな方は、価格が安くなるオフシーズンを選んで行くことができるので、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)も高くなるといえるでしょう。
3.業務量に応じて収入を増やせる
もし、たくさん稼ぎたい場合は案件を増やすことで収入を増やすことができます。
スキルがあるエンジニアなら1社との契約だけで月100万円前後の収入が得られる可能性はありますし、複数社と契約することで収入を増やせるでしょう。
4.人間関係のストレスが軽減される
フリーランスになると、嫌いな上司や同僚と顔を合わせる必要がありません。
クライアントと相性があまりよくない場合でも、リモートワークが可能ならミーティングや出社する日だけ我慢すれば済みます。
どうしてもクライアントのやり方が納得できないときは、以後の仕事を断って違うクライアントを探すこともできます。
5.リモートワークがしやすい
クライアントにもよりますが、調査によるとフリーランスエンジニアの約80%がリモートワークを実施していることが分かりました。
リモートワークの場合、通勤のストレスがなくなるため会社員と比べて働き方の満足度が高いでしょう。
フリーランスエンジニアになる5つのデメリット
フリーランスエンジニアになるメリットがある一方で、5つのデメリットがあります。
仕事を失うリスクが常にあり、会社員と比べて収入が極めて不安定です。
- 急に仕事を失うことがある
- 経理などを自分でやるか誰かに依頼する必要がある
- 自己管理が会社員よりはるかに大変
- 社会的信用が低い
- 孤独を感じやすい
それぞれ説明していきましょう。
1.急に仕事を失うことがある
「フリーランス白書2023」によると、フリーランスが受注した案件のうち、1年以上契約が続いているのは20%程度でした。
継続的な発注があるクライアントでも、クライアント側の都合で急に案件がなくなることがあります。
提供するサービスと契約内容にもよりますが、契約の終了を事前に報告することが契約書に記載されていない場合、月末に「来月以降発注しません」と言われて仕事がなくなることもあります。
2.経理などを自分でやるか誰かに依頼する必要がある
フリーランスは経理などを自分でやるか、誰かに依頼する必要があります。
自分でやる場合は、年間の売上・経費の計算や確定申告など、案件以外の事務対応に時間がかかります。
誰かに頼む場合は、手数料や税理士費用などのお金がかかります。
いずれにせよ、フリーランスは会社員と比べて金銭的・時間的コストが大きくなるでしょう。
3.自己管理が会社員よりはるかに大変
フリーランスになると、体調を崩して仕事ができない場合、代わりに業務をおこなってくれる人がいるわけではありません。
何度も体調を崩してクライアントに迷惑をかけると、仕事を失う可能性も高くなります。
自己管理も仕事のひとつであり、クライアントとの信頼関係を損なわないためにも体調管理やスケジュール管理は会社員以上に大事です。
4.社会的信用が低い
フリーランスは廃業率が1年間で約30%に達するため、クレジットカードの発行や引っ越し時の審査に落ちる可能性が高くなります。
会社を辞める前にクレジットカードの発行や新居の契約をしておくなど、事前の準備で社会的信用が低いことによる悪影響を防ぎましょう
5.孤独を感じやすい
SNSなどでの交流により孤独感を和らげている方も多いですが、リアルでの人との接触は会社員時代と比べて確実に減ります。
オンラインコミュニティに所属し、オフ会や交流会に積極的に参加すれば、孤独を感じずにフリーランスとして仕事ができるでしょう。
フリーランスエンジニアになって後悔しないための対策
フリーランスエンジニアになって後悔しないための対策が3つあります。
- ある程度副業で収入を得てからフリーランスになる
- エージェントを活用する
- 勤務先や取引先などで人脈を作っておく
それぞれ説明していきましょう。
1.ある程度副業で収入を得てからフリーランスになる
どれだけ経験やスキルのあるエンジニアでも、副業で収入を得てからフリーランスになることをおすすめします。
実績ゼロから個人で仕事を請けて、それなにの収入を得るまでは、少なくとも数か月程度かかります。
収入が見込めず貯金を切り崩しながらフリーランスとして生活するのは厳しいので、ある程度副業で稼いでおくことが大事です。
2.エージェントを活用する
エンジニア向けのフリーランスエージェントは多くあるため、自身で営業活動をしなくても仕事を獲得できる可能性が高いです。
また、複数のフリーランスエージェントに登録して仕事を獲得できる間口を広げておいたほうがよいでしょう。
3.勤務先や取引先などで人脈を作っておく
フリーランスになりたいエンジニアは、在職中に勤務先や取引先などで人脈を作っておきましょう。
人脈があると、退職したあとも仕事につながる可能性があります。
人脈を作れない方は、SNSで仕事を発注してくれそうな会社や個人とつながってみるのもよいでしょう。
SNS経由で、仕事の相談や依頼をされる可能性もあります。
さいごに|フリーランスになって後悔したくないなら覚悟と準備が大事
フリーランスエンジニアとしての道を選ぶことは、自由な働き方と引き換えに、多くのリスクや不安を伴います。
何も準備をせずにいきなりフリーランスになると、仕事が思うように取れず、再び会社員に戻ることもあります。
しかし、準備を怠らず必要な対策を講じることで、フリーランスとしての成功を手にする確率は大いに高まります。
収入面で不安があるなら、複数のフリーランスエージェントに登録して仕事を紹介してもらうのも選択肢のひとつです。
後悔しないために、しっかりと計画を立てましょう。
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