週1・土日でできるエンジニアの副業4選と副業案件を探す3つの方法
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政府が進めている「働き方改革」の一環として、2018年に会社員の副業が解禁されました(副業・兼業 – 厚生労働省)。
それに先立ってソフトバンク株式会社と株式会社ディー・エヌ・エーは、2017年から副業を解禁しました。
副業を解禁する企業が増えてきている中で、副業をしたいと考えているエンジニアは少なくないでしょう。
本記事では、エンジニアが副業でどれくらい稼げるのかということから、おすすめの副業、副業案件の探し方などを紹介します。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
副業しているエンジニアが増えている?土日で稼いでいるエンジニアの割合と平均収入
企業に勤めながら、副業で収入を得ているエンジニアが増えています。
2020年にパーソルキャリア株式会社が実施した調査によると、ITエンジニアの副業経験率は40%という結果でした。
この調査結果により、エンジニアの副業に対する興味・関心の高さをうかがい知ることができます。
「現在の副業による1か月の収入額は?」という質問に対しては、「9千円未満」と回答した人が34%で最も多く、次いで「1万〜4万円台」が28%、「5万〜9万円台」が20%でした。
副業で月10万円以上稼いでいるエンジニアは、全体の19%程度に留まっています。
副業で月10万円以上稼ぐことは、決して無理ではありません。
しかし、複数の案件や副業をこなしたり、多くの時間を費やしたりする必要があるでしょう。
また、個人の経験やスキルの差や需要の差など様々な要因によっても、収入の差は出やすいといえます。
エンジニアが副業するメリットは?副業を始めるべき6つの理由
エンジニアが副業を始めるメリットはいくつかあります。
- 本業の他に収入が増やせる
- エンジニアとしての経験・実績が増やせる
- 本業とは違う人脈が築ける
- 開発案件は単価が高い
- いつでも・どこでもできる
- 独立したときの感触がつかめる
ここからは、エンジニアが副業を始めるべき理由について説明していきます。
1.本業の他に収入が増やせる
副業を始めることで、本業以外の収入源を増やすことができます。
本業の給料は家賃や生活費に使ってしまうことが多いですが、副収入が入ると自己投資や趣味などに使うこともできます。
現在の収入で不満を感じている人や将来のために貯蓄をしたいと考えている人は、副業を始めるとよいでしょう。
2.エンジニアとしての経験・実績が増やせる
副業によって本業とは異なる業界のシステム開発ができたり、会社では作ることのないゲームアプリ開発に挑戦してみたりすることができます。
副収入を得ながらエンジニアとしての経験と実績を積むことができるでしょう。
「会社の仕事ではできることが頭打ち状態」「成長を感じられない」という人は副業によって新しい経験ができるでしょう。
3.本業とは違う人脈が築ける
会社では上司や同僚としか関わりがないというエンジニアも少なくありません。
副業を始めると、普段接する機会がない人たちとの出会いが増えます。
将来的にフリーランスとして活躍したいなら、今のうちから人脈を広げておいて損はありません。
今のうちから人脈を広げておくことで、独立したときに仕事に困らなくてすむようになります。
4.開発案件は単価が高い
副業で開発案件を請け負う際は、時給制ではなく納品によって報酬が支払われることが多いです。
開発案件は基本的に単価が高く、スキル次第で高額な報酬を得ることもできます。
ライバルが少ないニッチな分野やプログラミング言語での開発経験があると、より高単価な案件を獲得できるでしょう。
5.いつでも・どこでもできる
副業案件は基本的にリモートワークになるので、好きな場所で仕事ができるでしょう。
また勤務時間が決まってない場合も多いです。
本業が終わったあとに少しずつ業務を進めたり、土日の休みでまとめて作業したりと自分のペースでできるのもメリットといえるでしょう。
6.独立したときの感触がつかめる
副業は、将来的に独立したいエンジニアにもおすすめです。
独立すると自分で案件を獲得したり、人脈を広げたりしなくてはなりません。
副業で営業力や人脈づくりの術を身につけておくと、独立後も安定した収入を得ることができるでしょう。
また、請求書や確定申告など個人で働くうえで必要な身の回りの事務業務全般の知識を学んでおくことも大切です。
独立したらどんな業務をおこなわないといけないか、副業によって学ぶことができます。
週1・土日でもできる!エンジニアにおすすめの副業4選
エンジニアにおすすめの副業は以下の4つになります。
- Webサイト制作・Web開発
- システム開発・アプリ開発
- IT記事のライティング
- プログラミング講師
1.Webサイト制作・Web開発
Webサイト制作やWeb開発は、エンジニアの経験とスキルが活かせる副業のひとつです。
仕事内容はWordPressを活用したホームページ作成やLP作成、JSやCSSを使った動作・デザインの実装、プラグインの開発など様々な案件があります。
HTML/CSSコーディングのみの案件も多からずあるため、比較的対応しやすいでしょう。
中小企業のWebサイト制作やランディングページ作成なら、1案件5万~20万円ぐらいの案件もあります。
そのため、1案件獲得できれば月10万円の副収入を得ることも十分可能でしょう。
しかし、Web制作案件はライバルが多いことも知っておきましょう。
2.システム開発・アプリ開発
ITエンジニアであれば、システム開発やアプリ開発の副業もおすすめです。
普段書いているプログラミング言語での開発なら、問題なくできるはずです。
システム開発は高単価の案件が多いですが、本業と両立できるかを見極めて取り組むようにしましょう。
3.IT記事のライティング
副業初心者におすすめなのは、IT関連記事のライティングです。
企業のホームページやメディアに掲載するコンテンツを作成し、納品するのが主な業務内容です。
ライティングは文字単価と文字数によって報酬が決まります。
また、専門性が高いほど文字単価は上がっていきます。
エンジニアやプログラミング、IT関連の記事であれば、1.2円以上が基本です。
出典元:ランサーズ
経験と実績を積み上げていけば、文字単価2円以上も十分に可能でしょう。
4.プログラミング講師
「人に教えることが得意」という人は、プログラミング講師の副業もおすすめです。
近年、プログラミングスクールの市場は急速に拡大しています。
GMOメディア株式会社が発表した調査結果によると、子供向けプログラミング教育市場は3年間で約2倍に成長し、2025年には400億規模にもなると予想されています。
また、近年大人向けのプログラミングスクールも増えてきています。
プログラミングの講師は土日だけでできることもありますし、学習用の動画を撮影するだけの案件もあります。
そのため、プログラミング講師は本業との調整がしやすい副業といえるでしょう。
エンジニアが副業案件を探す3つの方法とおすすめのサイト
エンジニアが副業案件を探す方法とおすすめのサイトを紹介します。
- クラウドソーシングを利用する
- 副業案件を扱っているエージェントを利用する
- 知り合いから仕事をもらう
1.クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングを利用すれば、すぐにでも副業案件を見つけることができます。
クラウドソーシングは案件の種類や数が豊富です。
開発案件だけではなくライティング、デザイン、動画編集など様々な選択肢の中から選ぶことができます。
幅広く仕事を探したい方におすすめです。
それでは、国内のクラウドソーシングで大手2社を紹介しましょう。
ランサーズ
国内最大級のクラウドソーシングサービスといえば、ランサーズです。
案件の数はもちろん質の高さにも定評があります。
初めて利用する人でも安心して取引ができるでしょう。
また、ランサーズにはランサーズ側で一時的に報酬を預かる仮払い制度が設けられています。
そのため、仕事が終わったのに「報酬が支払われない」といったトラブルに巻き込まれる心配がありません。
クラウドワークス
クラウドワークスは、経験不問の初心者向けの案件が充実しています。
副業が初めての人はとりあえず登録してみて、実際にどんな案件があるのかみてみるのもよいでしょう。
2.副業案件を扱っているエージェントを利用する
「案件を探す時間がない・面倒だ」という人は、副業案件を取り扱っているエージェントを利用することをおすすめします。
エージェントサービスは、企業と個人の間に入って案件を仲介してくれます。
そのため、自分で案件を探す手間が省けるでしょう。
おすすめのエージェントサービスを2つ紹介します。
クラウドワークステック(旧:クラウドテック)
クラウドワークステックは、フルリモート案件が豊富なエージェントサービスです。
約88%の人がリモートワークで稼働しています。
基本的に3か月契約となり、3か月経過したら企業から契約更新のジャッジがくだされます。
「継続して働きたい」「ひとつのクライアントで経験を積みたい」という人にはおすすめです。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、週5時間から始められる副業特化のエージェントサービスです。
またプロジェクト形式の案件を取り扱っているエージェントが多いなかで、時給制を導入しているのも特徴のひとつです。
案件の99%がリモートワーク案件なので、場所に縛られず働くことができるでしょう。
担当者の質にも定評があり、始めての副業という人にもおすすめです。
3.知り合いから仕事をもらう
IT業界に知り合いがいるなら、仕事を紹介してもらうのもひとつの手段です。
知り合いの紹介ならリスクを最小限にして副業探しができます。
前職で仲の良かった人やIT業界で働く友達にシステム開発で困っていないか聞いてみるとよいでしょう。
エンジニアが副業を始める前に知っておくべき4つの注意点
エンジニアが副業を始める際に、事前に知っておくべき注意点について説明します。
- 勤めている会社が副業を許可しているか確認が必要
- 年間20万以上稼いだら確定申告が必要
- 本業に支障が出ないよう自己管理が必要
- 副業にも少なからず重大なリスクがある
1.勤めている会社が副業を許可しているか確認が必要
副業を始める前に、勤めている会社が副業を許可しているかどうかを確認する必要があります。
もし副業を禁止していたら、就業規則違反となってしまう可能性があるからです。
たとえ副業を認めている場合でも、同業種の企業の案件は避けなければいけないなど規則が定められている場合があります。
管理部に確認するようにしましょう。
2.年間20万以上稼いだら確定申告が必要
副業収入が年間20万以上になる場合、確定申告の義務が発生します。
確定申告を忘れると脱税として罰せられるため、収入から経費を引いた所得額をしっかり把握しておきましょう。
また確定申告は手間のかかる作業なので、余裕をもって申告できるスケジュールを組むことも大事です。
3.本業に支障が出ないよう自己管理が必要
副業をするなら、あくまでも本業が最優先であることを心得ておきましょう。
副業に力を入れすぎて本業が疎かになったり、無理をしすぎて体を壊したりしたら元も子もありません。
無理な納期は引き受けない、余裕をもった業務スケジュールを組むなど自己管理をしましょう。
4.副業にも少なからず重大なリスクがある
個人で案件を請け負う場合、すべて自己責任であることを認識しておきましょう。
あらかじめ起こりうるリスクも把握しておくとよいでしょう。
たとえば、納期遅れでクライアントとトラブルになったり、指示内容が次々と変わって最初の依頼と大きく変わっていたり、報酬が支払われなかったりするリスクもあります。
特にライセンスや著作権についての確認は重要です。
著作権侵害をしてしまうと、訴えられて損害賠償請求されてしまう可能性もあるからです。
副業だからと甘く考えず、慎重な行動を取るようにしましょう。
エンジニアの副業についてよくある5つの質問と回答
エンジニアの副業について、よくある質問をまとめました。
Q1.プログラミング初心者です。未経験からでもエンジニアの副業はできますか?
エンジニアとしての実務経験がないと、副業をするのは難しいでしょう。
多くの企業は即戦力として開発できる人材を求めています。
未経験の人は、まず企業に就職して実務経験を積んでから副業に挑戦することをおすすめします。
Q2.フルリモート可能な案件はありますか?
コロナの影響により、リモートワークに対応している案件は増えています。
フルリモートで働ける案件は、探せばすぐに見つかるでしょう。
リモート案件が豊富なエージェントサービスもあるので、そういったエージェントを利用するとよいでしょう。
Q3.副業で月50万円以上稼ぐのは難しいですか?
副業で月50万円以上稼ぐことは容易ではありません。
50万円以上稼ぐためには、高単価の案件を獲得するか、単価が低めの案件を数多くこなすかのいずれかになります。
スキルや経験が豊富なエンジニアであれば、高単価の案件を獲得して効率的に稼ぐことができるかもしれません。
しかし、無理して稼ぐのではなく、余裕をもって副業に取り組むようにしましょう。
Q4.ネットワークエンジニアが副業で稼ぐのは難しいでしょうか
どんな案件を募集しているかは、時期によっても変わります。
エージェントや副業求人サイトで自分のスキルを入力したうえで、どんな案件に応募できるかを随時チェックしてみましょう。
Q5.副業におすすめのプログラミング言語を教えてください
「需要が多い・単価が高い」の2点から選ぶと、「PHP、Python、Ruby、Javascript」などがおすすめです。
また、HTML/CSSなども、比較的簡単にできて案件数が多いです。
しかし、自分が得意なプログラミング言語を使うのが一番でしょう。