フリーランスから正社員に戻ることはできる?転職や再就職の方法を紹介

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フリーランスから正社員に戻ることはできる?転職や再就職の方法

溝口弘貴
本記事の企画・編集者
溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表

※このページにはPRが含まれています。

フリーランスから正社員に戻ることは決して不可能ではありません。

しかし、面接をする企業側から「会社が嫌で辞めた人が正社員に応募してきた」と短絡的に解釈される可能性があります。

フリーランスが正社員に戻る転職活動を成功させるためには、通常の転職とは異なる面接対策などの準備が必要です。

本記事では、フリーランスから正社員に戻る方法や転職活動の成功確率を高めるコツを紹介します。

   
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本記事の監修者

溝口弘貴

溝口 弘貴

つなぐマーケティング代表

電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら

フリーランスから正社員に戻る比較的簡単な方法

フリーランスから正社員に戻る比較的簡単な方法が2つあります。

  • 取引先に雇用してもらう
  • 転職エージェントを頼る

1日でも早く正社員に戻りたいなら、取引先やエージェントを頼りましょう。

取引先に雇用してもらう

取引先に正社員として雇用してもらうというのは、信頼関係ができていれば最も簡単な方法です。

ただし、フリーランスとして実績を出していない限り、取引先が前向きに検討する可能性は低いでしょう。

転職エージェントを利用する

取引先からの雇用が見込めない場合は、転職エージェントを利用しましょう。

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フリーランスから正社員に戻る場合の3つのデメリット

フリーランスから正社員に戻る場合、3つのデメリットがあります。

  • 高待遇企業に戻れる可能性は低い
  • すぐ辞めるのではと疑われる
  • 作業時間あたりの報酬は下がる

特に、日本の有名企業など待遇のいい会社で働いている方は、安易にフリーランスにならないほうがいいでしょう。

高待遇企業に戻れる可能性は低い

一度フリーランスになると、日系の高待遇企業に戻れる可能性は低いでしょう。

ニトリやカルビーなど、退職した社員を再び雇用する「出戻り」を積極的に受け入れる企業はありますが、決して多くはありません。

尖ったスキルがあって前向きな理由で正社員になるならともかく、後ろ向きな理由で正社員を目指したとしても、前の会社の待遇と比べて悪くなることもめずらしくありません。

日本の超有名企業に勤めている会社員は、自分のスキルよりも高い給料が支払われていることがあるので、フリーランスになるなら二度と戻らないくらいの覚悟が必要です。

すぐ辞めるのではと疑われる

フリーランスになってから正社員に戻ろうとすると、「またすぐ辞めるのではないか」と疑われます。

日本で仕事をしている方の大半は正社員または非正規雇用の社員であり、フリーランスは少数派です。

フリーランス人口は1,500万人以上という調査結果もありますが、本業がフリーランスの方は209万人(仕事をしている方の3.1%)しかいません(参照:2022年就業構造基本調査|総務省統計局)。

フリーランスという働き方そのものを否定的に捉える方も一定数存在するため、正社員に戻れたとしても同僚から「組織に馴染めなさそうな人」というレッテルを貼られる可能性があります。

作業時間あたりの報酬は下がる

フリーランスのときの働き方次第で変わりますが、正社員になるとミーティングなどが増えるため、作業時間あたりの報酬は下がります。

仕事の量が増えたとしても、正社員の場合は昇給・昇進がない限り残業が増えるだけです。

副業ができない会社の場合、取引先からの仕事を断らなければならないので、さらに報酬が下がる可能性があります。

正社員転職の成功確率を高める4つのコツ

フリーランスから正社員に転職するデメリットは多いものの、成功確率を高めるコツが4つあります。

  • 後ろ向きな理由は前向きな理由に変換する
  • 会社にどう貢献できるのかはっきり伝える
  • 経験を積んだ職種に絞って応募する
  • 面接時や入社当初は余計なプライドを捨てる

会社はあなたに対して「フリーランスで通用しなかった方」という偏見が少なからずあるので、面接などを通じて相手の不安を払拭していきましょう。

1.後ろ向きな理由は前向きな理由に変換する

後ろ向きな理由は、多少無理があったとしても前向きな理由に変換しましょう。

たとえば、収入が不安という理由をそのまま伝えてしまうと、「私はフリーランスとして通用しない人間です」と言っているようなものです。

フリーランスの収入が不安定な実情を理解してもらえる可能性は低く、ネガティブな印象が残るため採用されないでしょう。

多少の誇張があったとしても「個人ではできないスケールの仕事がしたい」などといった前向きな理由で伝えるほうが、会社に与える印象は良くなります。

ほかの理由でも同様に、面接時はできる限り「フリーランスで通用しなかった」と誤解されない内容に変換して、前向きな理由として伝えることを心がけましょう。

2.会社にどう貢献できるのかはっきり伝える

フリーランスが会社の採用面接を受けるときは、会社にどう貢献できるのかをはっきり伝えましょう。

会社がフリーランス経験者を採用するメリットは、会社員しか経験がない方より目的意識と業務遂行能力が高く、会社への貢献度が高そうな点に限られます。

貢献度をアピールできないフリーランスを雇うくらいなら、新卒または組織に馴染めそうな転職希望の会社員を採用するほうがマシだと思われてしまいます。

これまでの経験でどんな能力があるのか、どんな成果を出しているのかを積極的にアピールしましょう。

3.経験を積んだ職種に絞って応募する

フリーランスが少しでも待遇のいい正社員になりたい場合は、経験を積んだ職種に絞って応募しましょう。

経験のある職種のほうが採用される可能性が高いだけでなく、年収も高くなりやすいです。

やみくもに応募するのではなく、転職サイトや転職エージェントなどで職種を限定して応募しましょう。

4.面接時や入社当初は余計なプライドを捨てる

たとえあなたが経験豊富なフリーランスだったとしても、面接時や入社当初は余計なプライドを捨てましょう。

フリーから正社員に戻ってきた方は変わり者扱いされる可能性が高く、フリーランスで失敗して会社員に戻ってきた負け組と誤解されることもあるでしょう。

余計なプライドをもつと人間関係が悪くなり、仕事にも悪影響が及ぶので、入社当初は特に謙虚な態度・姿勢を心がけてください。

仕事に関係がなさそうな社内イベントや飲み会などでも、入社当初はできる限り参加するのが無難です。

フリーランスが会社の採用面接で聞かれそうな質問

フリーランスが、会社の採用面接で聞かれそうな質問を3つ紹介します。

  • フリーランスをやめて正社員を目指しているのはなぜですか?
  • もし採用されたら何年くらい勤めるつもりですか?
  • フリーランスになる前はどんな仕事をしていましたか?

面接官によって個人差はありますが、フリーランスをやめて会社員になることに対して、ポジティブな印象を持っていないと認識しておいたほうがいいでしょう。

Q1.フリーランスをやめて正社員を目指しているのはなぜですか?

「フリーランスでは得られない経験・スキルを…」などと、前向きな理由で答えましょう。

さり気なく理由が知りたいだけのように思えますが、面接官がフリーから会社員に戻りたい方をネガティブに捉え、「フリーで通用しなかったから雇ってもらいたいのではないか」と疑っている可能性も考えられます。

面接官の大半は、たとえ実力があったとしても収入が不安定なフリーランスの厳しさを知りません。

フリーランスの実情を訴えても理解されないので、前向きな理由を話しましょう。

Q2.もし採用されたら何年くらい勤めるつもりですか?

「定年まで頑張ります」と答えておくのが無難です。

この質問は、面接官が「また数年くらいしたらフリーランスになりたくなって辞めるんじゃないの」と疑っている可能性が考えられます。

フリーランスに対して「能力はあるが会社に馴染めない人間」というイメージを持たれるのは仕方がない面もあるので、フリーに戻るつもりがないことをはっきり伝えましょう。

Q3.フリーランスになる前はどんな仕事をしていましたか?

経歴書や履歴書に従って答えれば問題ありませんが、フリーランスになった理由を聞かれた場合は、違和感のない範囲で前向きに伝えましょう。

フリーランス経験者は、組織に馴染めずに早期退職をするリスクが高いと思われているため、組織が嫌で会社を辞めたというイメージを面接官に与えてしまうと、採用される可能性は限りなく低いです。

何かしら前職が嫌で会社を辞めたフリーランスがほとんどですが、前向きな理由に変換して答えられるように準備しましょう。

フリーランスから企業に転職するときの履歴書の書き方をみる

さいごに|フリーランスから正社員に戻ることは可能だが甘くはない

30代後半でもフリーランスから会社員になった方はいますし、20代であれば経験よりも熱意を評価する面があります。

ただし、その方に実績やスキルがあったから戻れた面もあり、簡単に会社員に戻れるとはいえません。

また、戻れたとしても前職と比べて待遇が悪くなる可能性があります。

正社員に戻るのは自由ですが、それなりの覚悟が必要となるでしょう。

   
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