フリーランスの不安を乗り越える方法!現役フリーランサーが教える5つの対策とおすすめサービス
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誰でも新しいことにチャレンジするときは大なり小なりの不安を感じるものです。
実際に行動に移してみれば「意外と大したことはなかった」と感じることでも、アクションを起こす前だと正体不明の不安を感じて、なかなか最初の一歩を踏み出せなくなってしまいます。
正体不明の不安を解消するには、その正体や解決策を知るしかありません。
不安の正体や解決策を知れば、新たなチャレンジも怖くはないでしょう。
本記事では、フリーランスが抱える不安とはどんなものなのか、どんな方法で解決できるのかを紹介します。
「フリーランスに転向したいけど、心配ごとが多い……」という方の不安を解消していきましょう。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
現役フリーランスが抱えている大きな3つの不安
いま現場で活躍している現役フリーランスを対象に実施したアンケートから、実際の声とあわせてフリーランスが抱えている大きな不安3つを紹介します。
収入への不安
現役フリーランスが抱える最も大きな不安は「収入」に関することです。
フリーランスになると、ある程度の収入を確保できる見通しがあっても、会社員や公務員のような安定は見込めません。
駆け出しのタイミングでは前職よりも収入が減ってしまうことも多く、最初から順風満帆というわけにもいかないので、出足から大きな不安を感じることになるでしょう。
安定した収入の見通しがないこと、結果的に生活に支障は出ていないが、会社員のような安定性はないことに不安はあった。自分の時間の都合や気分・状態によって働くペースを調整できることは良いと感じるが、その分自分をしっかり律していかないとパフォーマンスが維持できないと感じた。(30代男性、心理カウンセラー)
何よりも「安定性」に乏しい。出来高制のため収入にムラがあるし、いつでも積極的に新規の案件を獲得していかないといけないというプレッシャーもある。(40代男性、Webライター)
将来への不安
収入面と同じく大きな不安となるのが「将来」に関することです。
フリーランスは社会保障の面において非常に弱い立場だと言わざるを得ません。
「病気やケガで働けなくなったらどうしよう?」といった近い将来の不安だけでなく、保険・年金などの面から老後のように遠い将来への不安も感じているフリーランスも多いようです。
勤め人に比べて補償が薄く保険だけでは足りないため、万が一働けなくなった時などにどうすればいいのかという不安は常にある。また現在のコロナ禍で先の見通しが立てづらいことも悩みの一つになっている。(40代男性、社会保険労務士)
保障がないので将来が見えない。このままフリーランスを続けていっていいのかと迷うことがあります。(20代男性、webライター)
自己責任への不安
フリーランスは個人事業主として事業の全責任をひとりで負う立場です。
「自己責任」を負うことへの不安を強く感じているフリーランスも少なくありません。
緊急時にフォローしてくれる上司や難しいプロジェクトをバックアップしてくれる同僚・部下がいるわけでもないので、新しい案件へのチャレンジにためらいがちになります。
仕事のスケジューリングも自己責任なので、自分を律する自信がなく与えられた仕事をしていたほうがラクだという考えだとフリーランスとして成功するのは難しいでしょう。
困ったときでも誰かが助けてくれていた会社員のころのようにはいかないのが、フリーランスのつらいところです。
契約が突然無くなってしまったり、パソコンなどの通信トラブルがダメになると全く仕事が出来なくなってしまうことです。自分ですべて対応しなくてはいけないので、人に頼れないのがつらいです。(40代女性、Webライター)
フリーランスのここが大変!まだまだある不安要素
フリーランスが抱えるのは収入や将来への不安だけではありません。
細かい点を挙げれば不安要素はまだまだ多岐にわたります。
案件を得られるか不安
よほど独立前の基盤づくりがしっかりしていたり、需要の高い業界に鳴り物入りで参入したりといった状況でもない限り、いきなりスケジュールが埋まるほど案件がいっぱいになることはありません。
フリーランスにとって「案件を安定して得られるか?」は死活問題ですが、チャレンジ前だと「自分では相手にしてもらえないのではないか?」という不安を感じてしまうでしょう。
確定申告が不安
フリーランスになると、年に一度の確定申告は避けられない大イベントです。
会社員時代から副収入を得ていたり、特別な控除を受ける必要があったりした人なら慣れているかもしれませんが、初チャレンジであれば不安は大きいでしょう。
日々の経理が不安
会計に関する知識や実務経験がないと、日々の経理作業も大きな負担になります。
事業主にとって「数字に弱い」のは大きな欠点であり、かならず克服すべき課題です。
節税への不安
会社員の間は給料から税金が天引きされるので、自分で税のことを考える機会は少なかったはずです。
フリーランスになると、自分の税額は自分で計算して申告するので「節税」を心がけなければ手取りが減ってしまいます。
フリーランスにとって節税は必須です。
しかし、税の知識や経験がないと「節税が大切」だといわれても何をどうすればいいのかわからないでしょう。
家族の理解を得られるか不安
一家の大黒柱として働いている人だと、安心して働き続けるには家族の理解や協力が欠かせません。
いきなり「会社を辞めて来月からフリーランスになる」と言い出せば、家族の反対に遭うことも考えられます。
マイホームのローン返済、子どもの進学など、家庭のイベントのことも頭に入れて独立・起業のタイミングを計らなければならないという事情をもつ人も多いでしょう。
スキルの維持・アップが不安
みずからのスキルひとつで稼ぐのがフリーランスです。
とくにIT・クリエイティブ分野のフリーランスだとスキルが重視される傾向が強いので、スキルの維持やスキルアップへの取り組みは必須ですが、働きながらスキル維持・アップを目指した学習や研修に時間をかけられない事情もあるでしょう。
クライアントとの交渉への不安
クライアントとの交渉もフリーランスになると避けられません。
案件への応募、単価アップの交渉、継続維持の交渉など、自分自身が経営者としてクライアントとの交渉の矢面に立つ必要があります。
「はっきりと要望を述べるのは苦手だ」「交渉は苦手なので相手の言うとおりで構わない」といった人だと、不利な条件で働き続けるハメになるでしょう。
フリーランスになるのは怖くない!不安を解消する5つの対策
知らないこと、わからないことをそのままにしておくと不安が募ってしまいます。
不安に対する解決策を知っておけば、おのずと不安は解消されるはずです。
フリーランスの不安を解消する5つの対策を紹介します。
対策1:収入を得る手段を増やしておく
収入の不安定さは「収入を得る手段を増やす」ことでカバーできます。
現役で活躍しているフリーランスには多彩なスキルをもっている人も多数です。
しかし、最初からパラレルスキルで挑んだわけではなく、最初はプログラミングだけ、ライティングだけで、徐々に経験を積んでスキルを増やすといったプロセスをたどっています。
案件を通じて新たなスキル修得のきっかけをつかみ、別分野の案件にチャレンジしたり、自分でメディアを立ち上げてみたりと、収入を得る手段を増やす機会が多いのもフリーランスならではの強みです。
収入を得る手段を増やすことができれば、何らかのトラブルが起きてひとつの事業で大きく減収しても、いきなり「生活できない」といった事態にはならずに済むでしょう。
対策2:ビッグクライアントの一本化は避ける
安定した収入は安定した案件取得によって実現できます。
安定して案件を得るにはクライアントの信頼を得ることが欠かせませんが、どんなに信頼を得ていても、クライアント側の事業方針の転換や事業縮小など、やむを得ない事情で依頼がストップしてしまうリスクまでは回避できません。
そこで必要となるのが「ビッグクライアントの一本化を避ける」という工夫です。
一社集中で収入が大きくなっているときこそ、新規案件の取得や過去クライアントの掘り起こしを心がけておけば、突然の契約終了も怖くありません。
つねに複数のクライアントとの取引を維持するよう心がけて、案件・収入を分散させましょう。
対策3:便利なツールを導入する
会計・経理への不安も大きな心配ごとのひとつですが、実は、難しい知識や計算が求められる機会は多くありません。
なぜなら、フリーランスでも使いやすい便利な会計ソフトや確定申告ソフトが揃っているからです。
会計ソフトや確定申告ソフトでは、実際に発生した金額を入力するだけで帳簿が完成する仕組みになっています。
基本的な入力作業さえできれば、誰でも何の問題もなく使いこなせるでしょう。
日々の経理事務への不安は、まさに「心配無用」です。
対策4:フリーランス向けの福利厚生サービスを利用する
なぜフリーランスは将来への不安を感じるのでしょう?
それは、会社員のころは当たり前に享受できていた「福利厚生が得られなくなるから」です。
たしかに、有給休暇もなければボーナス・退職金もない、大きな病気やケガで仕事ができなくなったときの傷病手当ももらえないのだから、不安に感じるのも当然でしょう。
ここで強力な味方となってくれるのが、フリーランスでも利用できる福利厚生サービスです。
福利厚生サービスに加入すれば、病気やケガによる休業時の所得補償保険に割安で加入できたり、健康診断の費用補助や出張・旅行の手配などのサポートが受けられたりします。
加入するだけで保険が自動付帯されるものもあるので、上手に活用して不安解消に役立てましょう。
参考サイト:フリーランスの福利厚生とは?利用できるサービスや選ぶポイントをご紹介
対策5:健康保険料を安く抑える方法を知っておく
フリーランスになると、会社の社会保険を脱退して国民健康保険に加入するのが基本です。
会社の社会保険は、会社が保険料の半額を負担してくれるうえに、収入額が一定以下の配偶者や子どもは扶養の扱いになるので保険料がかかりません。
ところが、国民健康保険に加入すると全額負担になり、しかも扶養の概念がないため家族全員分の保険料がかかるので、健康保険料の負担増大に驚くことになるでしょう。
国民健康保険の保険料は前年の所得によって決まるので、フリーランス1年目は「会社員だったころの所得」で算出されます。
まだ収入が不安定なタイミングなので、健康保険料の負担を抑える方法を知っておくべきです。
まだ会社を辞めていないなら、辞める際に「任意継続」を選択すれば2年間に限って会社の社会保険を継続できます。
半額負担はなくなりますが、配偶者や子どもは扶養扱いになるので保険料の負担は大幅に抑えられるはずです。
すでにフリーランスとして独立・起業しているなら、自分が属している分野の業界団体の「国民健康保険組合」に加入するのもいいでしょう。
国民健康保険組合の保険料は所得にかかわらず一律です。
所得額が大きくなってきても負担額は一定なので、年間のトータルで数十万円単位の節約になるケースもめずらしくありません。
フリーランスの不安を解消するために活用したいサービス
政府は、多様な働き方を認めて推進しています。
「フリーランスだから不利・不便でも仕方ない」と考えるのは、もはや時代遅れだといえるでしょう。
すでに、さまざまな業界がフリーランスへの提供に特化したサービスを展開しています。
便利・有益なサービスを上手に活用して、不安を解消していきましょう。
ここでは、フリーランスの不安を解消するためにぜひ活用したいサービスを挙げていきます。
万が一のトラブルに備える責任賠償保険や弁護士費用保険
フリーランスになると、自分が起こしたミスでクライアントや顧客に損害を与えてしまった場合は、自分で賠償しなければなりません。
たとえば、まったく気づかないまま第三者の知的財産権を犯したコンテンツを納品してクライアントが訴えられてしまった場合は、クライアントから賠償を求められる事態になるでしょう。
こういった仕事上のミスに関する賠償を補償してくれるのが「責任賠償保険」です。
責任賠償保険に加入していれば、限度額の範囲内で保険会社が賠償金を支払ってくれます。
裁判で争うなど法的トラブルが発生したときは、弁護士に相談・依頼することにもなりますが、弁護士費用の負担が心配で相談に踏み切れない人も少なくありません。
弁護士に支払う相談料や着手金・報酬金などを補償してくれる「弁護士費用保険」に加入していれば、トラブルが起きた際でも気軽に弁護士を利用できるでしょう。
どちらもたびたびお世話になるものではありませんが、万が一のときへの備えだと考えて加入しておくことをおすすめします。
病気やケガで働けないときに備える所得補償保険
フリーランスには、病気やケガで働けない期間の収入を補償する「傷病手当」がありません。
仕事中のケガや仕事が原因の病気についても、基本的には労災保険の対象外です。
病気やケガで働けないとしても自分の都合で休業している扱いになり、誰も生活を保障してくれるわけではないというのがフリーランスにとって大きな不安になります。
こういったときに役立つのが、病気・ケガで働けなくなったことで減少した収入を補償してくれる「所得補償保険」です。
所得補償保険に加入していれば、プランや減少額に応じて働けなくなった期間の所得を補償してもらえます。
フリーランスになったら「働けないので収入が得られない」という状況にも備えておかなければなりません。
自分だけでなく家族も生活苦に陥るリスクがあるので、所得補償保険への加入はフリーランスにとって必須のライフラインだといえるでしょう。
案件取得をサポートしてくれるエージェントやクラウドソーシング
フリーランスになったら、みずから積極的に案件を取得しなければ「仕事がない」という事態に陥ります。
しかし、自分で営業して案件を獲得するのは簡単ではありません。
会社員時代の取引先や人脈を駆使しても、会社を離れてフリーランスになると突然相手にしてもらえなくなるといったケースも多く、これまでの取引先や人脈は「自分」ではなく「会社」と付き合ってくれていたのだと気づかされるでしょう。
フリーランスが安定して案件を取得するには、フリーランス向けのエージェントサービスやクラウドソーシングサイトの活用が欠かせません。
事実、多くのフリーランスがエージェントサービスやクラウドソーシングサイトを案件取得に役立てています。
エージェントとクラウドソーシングの違い
フリーランス向けのエージェントサービスとは、クライアントが求めるスキルや経験をもっているフリーランスをプロのエージェントが紹介するサービスです。
フリーランスとクライアントは、エージェントによってマッチングされます。
もう一方のクラウドソーシングサイトは、クライアントが不特定多数に向けて公開している案件に対してフリーランスが応募するサービスです。
サイト側はマッチングの場を提供しているだけで、フリーランスとクライアントの間には介入しません。
自分にマッチしている案件を見つけることができればクラウドソーシングサイトでも案件取得は可能ですが、条件交渉などのハードルは高いといえます。
不特定多数に向けている以上「この条件が気に入らないならほかの応募を待つだけ」といったスタンスのクライアントが多く、平均的に単価が低いのはクラウドソーシングサイト最大の欠点です。
フリーランス向けのエージェントサービスは、フリーランスのスキルに応じてエージェントがマッチングするのでミスマッチが起きにくいうえに、高単価の案件をみつけやすいというメリットがあります。
ただし、クラウドソーシングサイトの手数料と比べると中間マージンが高くなる、完全リモートの案件よりも常駐勤務の案件が多く自由度は低い、エントリーにかかる手間が多いなどの面で不利です。
どちらの利用が適しているのかは職種や理想とする働き方によって異なります。
判断が難しければ、実際に利用してみてどちらが自分に適しているサービスなのかを決めるのもいいでしょう。
経理作業はコレだけで十分!便利な会計ソフト・確定申告ソフト
会計・経理の実務がなければ面倒なイメージが強いかもしれませんが、実際のところ「これ一本」という会計ソフトや確定申告ソフトを導入すれば金額を入力するだけで済むので、意外と難しくありません。
「freee会計」や「やよいの白色申告オンライン・青色申告オンライン」のようにクラウド式でインストール不要のソフトを導入すれば、外出先でスマホひとつでも経理作業を済ませることが可能です。
口座明細データからの自動取り込み、経費の自動仕訳け、スマホアプリによるレシートの読み取りなど、作業の手間を軽減してくれる便利な機能も用意されています。
白色申告・青色申告の区別にかかわらず、法定帳簿の保存期間は7年間です。
ソフトを一本化しておけば必要な帳簿データを簡単に保存できるので、経営分析や税務調査への対応にも役立つでしょう。
さいごに
会社員を辞めてフリーランスとして独立・起業するには、さまざまな不安をクリアしなければなりません。
しかし、不安を解消する方法はかならず存在するし、自分だけで頑張らなくても不安の解消に役立つさまざまなサービスも存在するので、心配は無用です。
自由度や収入のアップなど、フリーランスへの転向にはさまざまなメリットが期待できます。
困難も多々ありますが、不安にとらわれずフリーランスへの第一歩を踏み出してください。
サービス名 | 特徴 | 詳細 |
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ITプロパートナーズ | ✓週3日以内・リモート案件が豊富 ✓登録者数80,000名以上 ✓福利厚生が充実 ✓エンジニア、デザイナー、マーケターなど ※会社員の副業はNG |
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