フリーランスのイラストレーターになるには?仕事の取り方や収入がどれくらいかを解説
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会社員のなかにはフリーランスのイラストレーターに憧れる方もいるかもしれませんが、フリーランスとして生活していくのは容易ではありません。
フリーランスになると収入面が不安定になるので、あらかじめ入念な準備をしたうえで会社を辞めましょう。
本記事では、フリーランスになりたいイラストレーター向けに、仕事の取り方や収入がどれくらいになるかを解説します。
フリーランスのイラストレーターに興味がある会社員・公務員は、ぜひ参考にしてください。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
会社員からフリーランスのイラストレーターになって変わること
会社員からフリーランスのイラストレーターになって変わることが5つあります。
- 雇用契約から業務委託契約に変わる
- 急に仕事を失う可能性が高く収入が安定しない
- 営業や帳簿(経理)などを自分でやらなければいけない
- 社会的な信用が一時的に大きく落ちる
- 高いコミュニケーション能力が必要になる
これまでは会社がやってくれた経理や営業を自分でやる必要があります。
1.雇用契約から業務委託契約に変わる
フリーランスのイラストレーターになると、雇用契約から業務委託契約に変わります。
会社員は労働の対価として会社から給料をもらう契約であるのに対し、フリーランスは1枚のイラストで報酬◯円のように業務内容に応じた契約です。
決まった労働時間がないので自由に働けるかわりに、クライアントからどれだけ仕事を獲得できるかによって毎月の売上(収入)が左右されます。
2.急に仕事を失う可能性が高く収入が安定しない
イラストレーターに限らずフリーランスは急に仕事を失う可能性が高く、収入が安定しません。
会社員はよほどのことがない限り解雇できませんが、フリーランスの場合は比較的簡単に契約を解除できます。
契約解除にならなかったとしても、これまで仕事があったクライアントから、業績不振などフリーランスがどうにもできない理由で急に仕事が減る可能性もあります。
複数社のクライアントと契約してリスクを分散する方法はありますが、いずれにせよ収入は会社員と比べて安定しないでしょう。
3.営業や帳簿(経理)などを自分でやらなければいけない
フリーランスは会社に所属していないため、営業や帳簿(経理)などを自分でやらなければいけません。
営業ならクラウドソーシングやフリーランスエージェント、帳簿は会計ソフトや税理士に任せられますが、手数料などは自分で負担する必要があります。
特に帳簿や税金関連の申告は大変で、会社員のときは年末調整により会社が税金を計算・申告してくれますが、フリーランスは自分で確定申告をしなければいけません。
確定申告とは、1年間(1月1日〜12月31日)の売上・経費を帳簿に記載し、計算したうえで所得税を確定させる手続きのことです。
翌年2月16日から3月15日までの間におこなう必要があります。
4.社会的な信用が一時的に大きく落ちる
フリーランスは、社会的な信用が一時的に大きく落ちます。
フリーランスになって間もない方は、賃貸契約やクレジットカードの発行すらできない可能性もあるでしょう。
引っ越しをしたい方は、近日中にフリーランスになることを伝えたうえで、できる限り在職中に賃貸契約を結ぶことをおすすめします。
在職中なら、賃貸契約を申し込む際に勤務先の情報を書けるので、フリーランスになったあとよりも審査に通りやすいでしょう。
クレジットカードは、在職中に事業用のカードを発行しておくと、経費などをチェックするときに便利です。
5.高いコミュニケーション能力が必要になる
フリーランスのイラストレーターは、高いコミュニケーション能力が必要です。
会社員ならほかの部署が獲得した仕事を割り当ててもらえますが、フリーランスは自分で仕事を獲得しなければいけません。
仕事を取るためのアピールやクライアントのニーズの把握など、会社員のときはほかの誰かがやってくれたことを自分でやる必要があります。
イラストレーターは制作物にこだわる傾向がありますが、制作物の質が高いから仕事が取れるわけではありません。
フリーランスのイラストレーターの収入はどれくらい?
フリーランスのイラストレーターの収入は、個人差が激しいため一概にいくらとはいい切れません。
正社員の平均年収は2024年3月25日時点で362万円ですが、有名イラストレーターになれば年収700〜1,000万円程度になる可能性もあります。
一方で、年収200万円未満のイラストレーターもめずらしくありません。
イラストレーターに限らず、ライターやデザイナーなどクリエイティブ系のフリーランスが高収入を得るのは難しいでしょう。
フリーランスになる前に準備しておくこと
イラストレーターがフリーランスになる前に準備しておくことは、3つあります。
- 仕事を依頼してもらえそうな人脈を作っておく
- ポートフォリオを作成する
- 仕事を獲得できる手段を確保しておく
今の勤務先や取引先から仕事を取れるならある程度安心できますが、それができないなら収入を確保するための準備が必要です。
仕事を依頼してもらえそうな人脈を作っておく
フリーランスになる前に、仕事を依頼してもらえそうな人脈を作っておきましょう。
懇意にしている取引先に「フリーになる予定」と話をして、会社を辞めたあとの連絡先を渡しておけば、仕事の相談もスムーズにできます。
商工会議所の交流会などに出席して、取引先以外の人脈を作る方法もあります。
ポートフォリオを作成する
自分の実績をアピールできるポートフォリオ(作品集)を作成しましょう。
ブログなどで掲載しておけば、ポートフォリオに興味を示した方から直接連絡がきて、仕事につながる可能性があります。
3人のイラストレーターのポートフォリオを例として挙げるので、参考にしてみましょう。
ポートフォリオの例1.大野太郎さん
大野太郎さんは、赤ちゃんをモチーフにした作品を制作しているイラストレーターです。
X(旧Twitter)で発表した「赤ちゃんにおむつをはかせるゲーム」や「1いいねにつき1日成長する赤ちゃん」などが有名です。
ポートフォリオの例2.てらおかなつみさん
てらおかなつみさんは、犬や動物のイラストが得意なイラストレーターです。
2016年から東京や京都を中心に多数の個展を開いています。
ポートフォリオの例3.コーヘーズさん
コーヘーズさんは、主に猫のイラストやグッズの制作をしているイラストレーターです。
自身を「おもかわアーティスト」と紹介している通り、面白くて可愛らしいデザインに特徴があります。
仕事を獲得できる手段を確保しておく
急に仕事がなくなったときに備えて、仕事を獲得できる手段を確保しておきましょう。
フリーになったばかりの方は、クラウドソーシングやココナラの利用がおすすめです。
X(旧Twitter)をはじめとしたSNSでの発信も、長期的にみれば案件の獲得手段として有効です。
いずれも全く実績がない状態では仕事の獲得が難しいので、早めにアカウントを開設して少しでも実績を積んでおきましょう。
フリーランスのイラストレーターが仕事を獲得する5つの方法
フリーランスのイラストレーターが仕事を獲得する方法は5つあります。
- 前職や前職の取引先からの紹介
- クラウドソーシングサービスの活用
- フリーランスエージェントの活用
- SNSやブログでの発信
- イベントや交流会への参加
最初は今の勤務先や取引先からの紹介に頼ってもいいのですが、自分の力で仕事を獲得するための種まきも必要です。
1.前職や前職の取引先からの紹介
前職や前職の取引先からの紹介は、フリーランスになったばかりの頃は最も確度が高く、頼りになります。
退職するときは引き継ぎに積極的に協力するなど、いい印象を与えられるように配慮しましょう。
2.クラウドソーシングサービスの活用
紹介だけでは十分な収入が見込めない場合は、クラウドソーシングサービスを活用してみましょう。
クラウドワークス・ランサーズ・ココナラなどが有名です。
手数料が取られるデメリットはありますが、たとえばクラウドワークスでデザインの仕事・求人を探すと2万3,421件もあります(2024年3月25日時点)。
登録料はかからないので、アカウントを作って積極的に応募してみましょう。
3.フリーランスエージェントの活用
フリーランスエージェントを活用してみるのも選択肢のひとつです。
イラストやデザイン関連の案件は決して多くはありませんが、エージェント側が案件を持っていればお仕事につながる可能性もあります。
フリーランスエージェントもクラウドワークスと同様に登録料はかからないので、サービスに登録してエージェントとの面談時に相談してみましょう。
4.SNSやブログでの発信
X(旧Twitter)をはじめとしたSNSやブログでの発信が仕事の獲得につながることもあります。
できる限り仕事に関連した発信内容に絞り、自分の実力をさり気なくアピールしましょう。
フォロワーが1,000程度でもDM経由で仕事につながる可能性があります。
クライアントから直接DMがくる回数は多くても年2〜3回程度ですが、クラウドソーシングなどでの契約よりもいいご縁になるかもしれません。
SNSでイラストレーターの募集をしているクライアントもいるので、積極的に活用しましょう。
5.イベントや交流会への参加
異業種の方が集まるイベントや交流会への参加も、仕事獲得手段のひとつです。
デザインやイラスト制作が苦手な方は比較的多いため、異業種のフリーランスと協業することで仕事の幅が広がる可能性があります。
各地域にある商工会議所では異業種交流会やビジネス交流会を実施しているので、参加してみましょう。
さいごに|フリーランスになりたいイラストレーターは積極的に動こう
フリーランスになりたいイラストレーターは、積極的に行動することだ大事です。
会社員なら受け身でも仕事はできますが、フリーになると自分から動かない限り仕事が獲得できません。
交流会などへ行く時間がなくても、クラウドソーシング・フリーランスエージェントへの登録やポートフォリオの作成はできます。
どうしても積極的に動けないという方は、フリーランスエージェントに相談してみるとよいでしょう。
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