フリーランスのITコンサル案件例と単価相場|独立するために知っておくべきこと
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ITコンサルに関するニーズは、Web集客からシステムの導入、AI技術の活用にいたるまで様々です。
特定のIT分野において知識や経験をもっている人なら、ITコンサルタントで独立してフリーランスになることも可能です。
実際にコンサルタント会社で経験を積んでから、起業したりフリーランスになったりする人は少なくありません。
本記事では、フリーランスのITコンサル案件例や単価相場、独立する前に知っておくべきことを解説します。
サービス名 | 特徴 | 詳細 |
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
5種類のITコンサルタントの仕事内容とフリーランス向け案件例
企業のITにおける課題は多岐にわたるため、課題ごとに専門のITコンサルタントが存在します。
ITコンサルタントの仕事内容とフリーランス向けの案件例を紹介します。
1.Webコンサルタント
Webコンサルタントとは、企業や店舗などのWeb戦略に関する課題の抽出から、改善施策の提案、実行支援までおこない、Web戦略を成功に導く仕事です。
具体的にはSEO、Web広告運用、SNS運用、CVR改善などそれぞれの企業に合ったWeb集客方法で、新規顧客やリードの獲得をしていきます。
また、プロダクトの設計や構築段階から戦略に携わることもあります。
Webマーケティングに関する広くて深い知識と、経営視点で考えられる視座が求められます。
そのため、かなりの経験と実績が求められるでしょう。
Webコンサルの案件例1.DXを推進するITコンサルチームの立ち上げ
クライアントのDX推進をサポートするコンサルティング会社のITコンサルチーム立ち上げから携われる案件です。
仕事内容は、技術検証から実装フェーズのマネジメント、クライアントへの技術的アドバイスなどとなります。
ITコンサルチームをイチから立ち上げるため、マネジメント経験が試される案件といえるでしょう。
しかし、最低稼働日数は週2日からでフルリモートも可能な案件となります。
そのため、自由の高いワークスタイルが実現できるのではないでしょうか。
Webコンサルの案件例2.自治体向け新規事業開発プロジェクトのコンサル
自治体向けのMVP方針や実行計画の策定を目的とした課題解決のコンサルタント案件です。
仕事内容は、外部・内部環境分析からDXソリューションの方向性検討、実行計画の策定、実行支援まで多岐にわたります。
新規事業開発プロジェクトの経験やITシステムの上流設計の経験が必要となるため、上級者向けの案件といえるでしょう。
最低稼働日数は週2日で月の案件単価は上限85万円、一部リモート可能となっています。
2.CRMコンサルタント
CRM(Customer Relationship Management)コンサルタントは、顧客情報管理をシステム化し、業務の効率化を図ったり顧客情報の有効活用をしたりして、利益の最大化を支援する仕事です。
具体的には顧客管理における戦略策定やシステム導入の提案、マネジメント、導入後のサポートなどをおこないます。
顧客管理システムを新たに導入する場合は、システム設計やシステムエンジニアへの指示出しなど、システム開発の知識や経験も必要になってくるでしょう。
CRMコンサルの案件例.CRMコンサル事業におけるクライアントへの支援
3.SCMコンサルタント
SCM(Suply Chain Management)コンサルタントは、製造から販売までの工程における情報・物流の流れを整理し、供給連鎖の効率化を支援する仕事です。
具体的にはSCM戦略の立案やIT構想化、既存プロセスにおける課題の発見と改善、SCMのアウトソーシング化などになります。
SCMは、海外にある生産工場とやりとりする機会もあります。
そのため、英語や中国語などの語学スキルがあると重宝されます。
SCMコンサルの案件例.SCM関連のデータ分析チームのマネジメント
4.PMOコンサルタント
PMO(Project Management Office)コンサルタントは、企業で進められている複数のプロジェクトを管理・サポートし、成功に導く仕事です。
具体的にはプロジェクトにおいて発生するタスクの代行業務からスケジュール・予算の管理、正しい人材配置、トラブルの解決などをおこないます。
そのため、PMの実務経験はもちろん、リーダーシップ、コミュニケーションスキルなどが求められます。
PMOコンサルの案件例.SPIRALを利用した会員サイト構築のPMO業務
5.SAPコンサルタント
SAPコンサルタントは、ドイツのSAP社が提供しているパッケージソフト「ERP」を導入してクライアント企業の業務効率化を支援する仕事です。
具体的にはシステム導入前の業務分析、導入支援、導入後のサポートなどをして、設計から開発まで一貫したプロジェクトマネジメントをおこないます。
SAPコンサルの案件例.SAPのFI関係のモジュールに関するサポート業務
引用元:【SAPコンサルタント/週4日~/フルリモート】SAPのFI関係のモジュールに関する業務サポート業務案件|クラウドワークステック
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フリーランス向けITコンサル案件の単価相場と年収相場
ITコンサルタントの種類や業務内容は多岐にわたるため、案件によって単価が大きく変わります。
フリーランスの案件・求人サイト「フリーランススタート」でITコンサル案件を検索したところ、単価は最低10万円から最高210万円まであり、平均86万1千円でした。
平均単価を12か月分にすると、フリーランスのITコンサルタントの年収は約1,033万円となります。
また、レバテックフリーランスを利用しているITコンサルタントの年収は、最高1740万円、最低480万円、平均912万円でした。
参照元:ITコンサルタントとは?仕事内容やフリーランス事情を解説
そのため、登録するフリーランスエージェントによっても年収の差は出るといえます。
一方で、企業に勤めるITコンサルタントの平均年収は、経済産業省が発表した調査結果によると800万~1,500万円となっています。
大手企業であれば会社員でも十分に高い年収がもらえますが、中小企業だとそうはいきません。
独立してフリーランスエージェントを活用することで、会社員時代の年収を上回ることも可能でしょう。
ITコンサルタントとして独立する3つのメリット
ここでは、ITコンサルタントとして独立するメリットを3つ紹介しましょう。
1.収入は自分次第で決まる
フリーランスITコンサルタントは、自分次第で獲得する案件数も変わりますし、交渉で単価を上げることも可能です。
そのため、自分次第で収入を引き上げることも、抑えることもできるといえるでしょう。
会社員の場合だと、評価制度によって給料が決まっているため、途中で交渉の余地はありません。
また、休みが全然取れなかったり、毎日夜遅くまで残業しても残業代が出なかったりします。
しかし、フリーランスITコンサルタントなら自分次第で収入を決められるという点が魅力といえます。
2.働き方や仕事量が選べる
フリーランスという働き方は、自分の好きな時に好きな場所で仕事ができるというのが大きな魅力です。
企業との契約がある場合はそれに従わないといけませんが、獲得する案件は自分で決めることができます。
そのため、自宅やカフェで仕事することも可能です。
また、ひとつのプロジェクトが終了すれば、まとまった休暇を取って旅行にいくこともできるでしょう。
「メリハリをつけて働きたい」「会社に縛られず自由なスタイルで働きたい」という人にはおすすめです。
3.自分で案件を選べる
フリーランスITコンサルタントは、自分で案件を選んで働くことができます。
会社員の場合、会社の方針に従ってやりたくない仕事をやらなければならなかったり、嫌なクライアントでも耐えなければならなかったりします。
フリーランスであれば、基本的に自分がやりたいこと、得意なことを仕事にできます。
態度が横柄なクライアントであれば、仕事を切られる覚悟で言い返すこともできるでしょう。
そのため、会社員より仕事でストレスを抱えることも少なくなります。
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ITコンサルタントとして独立する前に身につけておきたい6つのスキル
フリーランスITコンサルタントとして仕事を継続して獲得するために、身に付けておきたいスキルが6つあります。
1.課題解決力
ITコンサルタントは、企業が抱える課題の本質を見極めて最適な解決策を提案・実行する立場にいます。
そのため、目の前にある問題を正確に把握し、解決していく推進力が求められるでしょう。
またクライアントごとに課題は異なるため、それぞれに合った適切な方針を判断できる経験も必要です。
2.論理的思考力
ITコンサルタントは、クライアントが抱える課題に対して具体的な解決策を提示し、相手を納得させなければなりません。
そのために必要なのが、論理的思考力(ロジカルシンキング)です。
物事の因果関係を考え、相手に分かるように説明する能力が求められます。
論理的思考力は、ある程度訓練が必要なため、普段から起きた物事に対して「なぜそうなったのか?」を考えながら会話をする習慣をつけるとよいでしょう。
3.提案力
ITコンサルタントは、企業の社長や部長クラスの人に提案する機会が多い職業です。
そのため、高度な提案力が求められます。
問題点が見つかれば、厳しい意見を伝えなければいけない場合もあります。
どんな相手でも物怖じせず、最適な提案ができてこそ、一流のITコンサルタントといえるでしょう。
4.コミュニケーション力
ITコンサルタントは、企業の様々な人と関わる機会の多いため、コミュニケーションスキルが重要です。
どれだけ論理的に話ができたとしても、相手の気持ちを気遣えない言動をすれば、信頼関係は築けません。
そのため、一方的なやり取りではなく、常に相手の立場に立って会話をすることが大事です。
5.プロジェクトマネジメント力
ITコンサルタントは、クライアントが定めた期間内にプロジェクトを成功に導くというミッションを担っています。
クライアント企業の経営者も含めて、多くの関係者を巻き込みながらプロジェクトを動かしていかなければなりません。
そのため、スケジュール管理や予算管理など、総合的なマネジメント力が求められます。
6.経営視点と知識
ITコンサルタントはITに関する知識はもちろん、経営や業界の知識も必要となります。
経営者と対等に話しができるぐらいの知識がなければ、コンサルトとしての信頼を得ることは難しいでしょう。
最低限のマナーとして話せるだけの情報は、常にストックしておくことをおすすめします。
ITコンサルタントとしてフリーランスになる方法と流れ
ITコンサルタントとしてフリーランスになる方法と流れについて解説します。
1.コンサルタント会社で経験を積むこと
ITコンサルタントとして自分で仕事を獲得するためには、企業から信頼されるだけの経験と実績が必要になります。
経験や実績もないフリーランスに対して、コンサルの依頼をする企業は皆無といっていいでしょう。
企業の課題や具体的な改善策などは、コンサル会社で複数の案件に携わって経験を積まないとわかりません。
そのため、コンサルタント会社で数年経験を積んで、実績を作るのが最短の道だといえるでしょう。
SIer企業に就職する
SIer(システムインテグレーター)では、情報システムの構築や開発、運用・保守・管理までの一連の流れを身につけることができます。
現場目線での経験を積むことができるでしょう。
コンサルティングファームに就職する
コンサルティングファームに就職すれば、ITコンサルタントとして必要なスキルや経験を身につけることができます。
大手コンサルティングファームや戦略系コンサルティングファームであれば、大手クライアント企業の案件を担当することも可能です。
コンサルティングファームでは、ポテンシャル採用をおこなっている企業も多いため、業界未経験であっても入れる可能性があります。
2.できること・できないことを明確にする
フリーランスとして1人でやっていく場合、できることとできないことを明確にしておくことが大事です。
仕事を獲得して、いざプロジェクトが始まってからできないことが明らかになるとクライアントからの信頼を失ってしまうからです。
提案時にできること・できないことをしっかりと伝えて、認識の行き違いがないようにしましょう。
3.サービスの骨組みや流れと料金設定を決めておく
フリーランスになったら自分でサービスを考えて提案し、提供しなければなりません。
そのため、サービスの骨組みや提供の流れ、料金をあらかじめ決めておくとよいでしょう。
4.公的資格を取っておくこと
ITコンサルタントになるために、特別な資格などは必要ありません。
しかし、仕事を獲得したいなら資格を取っておいて損はないでしょう。
特に国家資格などを持っていれば、それだけで信頼度が上がるからです。
ITコンサルタントであれば、IPAに認定された「基本情報技術者」や、経済産業省が推進している「ITコーディネータ」などがおすすめです。
さらにITコンサルタントとして中級者レベル~上級者レベルであれば、IPA認定の応用情報技術者や、中小企業診断士などの資格を取っておくとよいでしょう。
ITコンサルタントの今後のニーズと将来性
今後ITコンサルタントとしてキャリアを積んでいきたいなら、需要や将来性が気になる方も多いのではないでしょうか。
ITコンサルタントの今後と将来性についても解説します。
ITコンサルタントの需要と人材不足の現状
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した「IT人材白書2020」によると、社員が1,001名以上の企業のうち約30%が、社内向けITコンサルタントの業務を拡大しているという結果が出ています。
このことから、今後ますますITコンサルタントが重要視され、ITコンサルティングを提供する企業が増えていくことが予想されます。
また、企業からのニーズが増える一方で、IT人材は慢性的に不足しており、人材価値は比例して高まっていくでしょう。
DXの拡大によりさらに需要が高まる
各業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進んでいますが、一方でIT人材の不足は深刻化しています。
社内に適切なIT人材がいないことから、「コンサルタント会社の知見やノウハウを活用したい」というニーズは年々高まってきています。
そのため、ITコンサルタントのニーズは今後もより一層増えていくと予想できるでしょう。
下流工程は自動化・海外移転が進む
国内で事業拡大を目指す企業は、今後さらにグローバル化を進め海外へ拠点を移す機会も増えていきます。
その際、遠く離れた拠点と効率よく業務連携をしていくためには、ITをはじめとしたテクノロジーの活用が欠かせません。
そこで活躍できるのが、ITコンサルタントです。
どのようなITツール・システムを活用して効率化や自動化を進めていくのか、最適なITツールは何かを見極めるのが、ITコンサルタントに託されたミッションといえるでしょう。
今後は専門性の高いコンサルタントの需要が高まる
今後ますますIT化が進むなかで、IT コンサルタントに求められるのは総合的な知識や経験ではなく専門性であるといえます。
特にAIやIoT、ビッグデータは、これから確実にIT業界の主流を担う分野であると考えられます。
例えばAIの例で考えると、一般的に開発そのものはエンジニアが担当しますが、どのようにシステムで活用するかを考えるのはITコンサルタントの業務です。
そのため、今から特定の分野に特化したスキルや経験を身につけておけば、将来的に安定した働き方が実現できるでしょう。
さいごに
ITコンサルタントは、専門性が高く高度なスキルが求められるゆえに今後もニーズが高まり続ける職種といえます。
そのため、今は会社員として企業に勤めていたとしても、独立して安定した収入を得ることは難しくないはずです。
しかし、実務で活かせる経験やスキルを身につけるためには時間を要するため、今から準備しておくことをおすすめします。
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