PMO案件の単価相場はどれくらい?PMOコンサルの案件事例と年収相場を解説
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PMOの案件単価はとても高額なため、安定的に案件を獲得できればフリーランスでも十分に稼ぐことができる職業だといえます。
PMOコンサルタントとして企業である程度経験を積んでから独立する人も少なくありません。
また、PMOコンサルタントの経験がなくても、システムエンジニアとしての経験があればシステム開発におけるPMO案件を獲得することは可能です。
本記事では、PMO案件の事例や単価相場、PMOコンサルタントの年収相場などについて解説します。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
PMOとは?PMOとPMの違いについて
PMO(Project Management Office)は、主にPM(プロジェクトマネージャー)のサポート的な役割として、プロジェクトの成功率を高める仕事です。
PMOコンサルタントの仕事内容は、プロジェクトの進行管理やリソースの配分、コストの調整、人材開発などがあります。
PMOとPMの違い
PMOとPMの違いは、プロジェクトを管理する立場であるという点は同じですが、それぞれ役割が異なります。
PMはプロジェクト全体を管理する最高責任者であり、
一方でPMOは、PMが管理しきれない個別の課題や業務の補佐をする仕事の名称になります。
また、PMはプロジェクトに対して1名が任命されますが、PMOは複数名のチームとして構成されることも大きな違いです。
PMOの役目とは?PMOがやるべき3つのマネジメント業務
PMOの業務には、3つのマネジメント業務があります。
- ポートフォリオマネジメント
- プログラムマネジメント
- プロジェクトマネジメント
PMOはこの3つのマネジメント業務を果たすことで、プロジェクトを円滑に進めることができます。
それぞれについて解説します。
1.ポートフォリオマネジメント
PMOにおけるポートフォリオの意味は、「企業が戦略的目標を達成するために組織するグループ」になります。
つまり、ポートフォリオマネジメントとはリソースの正しい振り分け・配分の管理をおこなうことです。
2.プログラムマネジメント
プログラムマネジメントとは、複数のプロジェクトを同時進行する場合に、各プロジェクト間の調整をおこなう業務のことです。
複数のプロジェクトにまたがって、決められた予算や人員の管理、スケジュール調整、製品規格管理などをおこない、各プロジェクトがスムーズに進行するようマネジメントします。
3.プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントは、メンバーが対応をしきれないスケジュール調整や商品の品質管理、リスクマネジメントなどをおこなう業務のことです。
書類作成や表計算などの事務作業をサポートする場合もあり、総合的に業務に携われるスキルが求められます。
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PMOの職種(ポジション)は3つ|それぞれの役割を解説
PMOには、以下3つの職種があります。
- PMOアドミニストレータ
- PMOエキスパート
- PMOマネージャー
それぞれの役割について解説していきます。
PMOアドミニストレータ|サポート
PMOアドミニストレータは、プロジェクトに必要なデータ収集や資料作成、プロジェクトメンバーの稼働管理といった事務作業をおこなうポジションです。
プロジェクトに関わる社内プロセスを円滑に進める役割をもっています。
PMOエキスパート|管理
PMOエキスパートは、プロジェクトの計画、プロセスや人材開発、プロジェクトパフォーマンスの可視化などをするポジションです。
プロジェクトのルール策定や標準化といった環境面を整える役割をもっています。
PMOアドミニストレータとPMOマネージャーの中間ポジションにもなります。
PMOマネージャー|主導
PMOマネージャーは、プロジェクト全体のマネジメントとPMOチームのマネジメントなどに責任をもつポジションです。
PMOとしての経験やチームマネジメント経験などが求められるでしょう。
PMO案件の単価ってどれくらい?単価相場と年収相場
PMO案件の単価相場と年収相場について解説します。
PMOコンサルの単価相場と年収相場
フリーランス向け求人サイト「フリーランススタート」でPMO案件を検索したところ、単価は最低20万円から最高210万円まであり、平均83万7千円でした。
平均単価を12か月分にして年収を算出すると、PMOコンサルタントの年収は1,004万4千円となります。
PMO案件を安定的に案件が獲得できれば高収入が期待できるでしょう。
しかし、自身で営業してPMO案件を獲得するのは至難の業です。
そのため、案件を獲得する手段としてフリーランスエージェントの利用をおすすめします。
企業に勤めているPMOの平均年収
転職サイト「doda」に掲載されているPMOの求人で年収をみてみると、500〜900万円がボリュームゾーンとなっています。
最高年収は2,000万円までありました。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収436万円となります。
(1) 給与所得者数は、5,255万人(対前年比4.6%増、229万人の増加)で、その平均給与は436万円(同1.0%減、43千円の減少傾向)となっている。
それに対して、PMOの年収は高い水準となっており、会社員としても高年収が期待できます。
しかし、職種や雇用形態、企業規模によって給料が大きく変わることは覚えておきましょう。
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フリーランス向けPMO案件の事例と特徴
ここからは、フリーランス向けのPMO案件を3つ紹介します。
1.基幹系システムの刷新にかかわるPM/PMO支援
基幹系システム刷新に向けた、ヒアリングと要件定義、PM/PMO支援をする案件です。
SI系システム開発会社での経験と、要件定義書作成の経験は必須になります。
- クライアントへのヒアリング/仕様調整
- 業務フロー作成
- 画面/帳票要件作成
- 機能/データ要件作成
しかし、PMO支援経験やITコンサル会社での経験は歓迎スキルに含まれますので、必須ではありません。
最低稼働日数は週5日からで、報酬は月75万円となります。
SI系システム開発会社での上流工程の経験と、PMまたはPMO経験がある人におすすめの案件です。
2.宅配サービスのシステム開発にかかわるPMO支援
小売向け宅配サービスの大規模システム開発プロジェクトのPMOをおこなう案件です。
こちら案件はPMOマネージャーとPMOアドミニストレータの2名を募集しており、どちらも経験が必須となります。
最低稼働日数は週5日からで、PMOマネージャーの報酬が85万円となります。
システム開発におけるPMO経験がある人におすすめの案件です。
3.Microsoft365導入にかかわるPMO支援
Microsoft365機能の導入に向けて要件定義から設計・実装・テストまで、プロジェクト管理と開発をおこなう案件です。
PMOの経験は必須ではありませんが、Microsoft365の導入に関する知識や経験が必要となります。
最低稼働日数は週2日からで、報酬は最大75万円となります。
PMO経験がない人でも、チャレンジができる案件でしょう。
PMOコンサルタントに求められるスキルとは?大事な3つのスキル
PMOコンサルタントとして求められるスキル3つを紹介します。
1.プロジェクトマネジメント力
PMOの最大の目的は、プロジェクトを円滑に遂行させて、成功に導くことです。
そのため、プロジェクトの進行やメンバーなどを適切に管理するマネジメント力が必須になるでしょう。
2.コミュニケーション力
PMOは、プロジェクトの進行を管理するという立場上、プロジェクト関係者と常にコミュニケーションをとる必要があります。
そのため、円滑なコミュニケーションが取れるスキルが必要となってきます。
3.進捗管理スキル
PMOは、プロジェクトを遅れなく進行する必要があるため、進捗管理スキルも重要です。
進捗管理にはスケジュール管理、タスク管理、納期管理、リスク管理などがあります。
プロジェクト全体の進捗を把握して、どこが遅れているのか、なぜ遅れているのかなど原因追及や解決までを考えて実行することが求められるでしょう。
PMOコンサルタントになるために取っておきたい資格3選
PMOコンサルタントとして独立するうえで、資格は特に必要ありません。
しかし、PMOに関する資格を保有しているとPMOの知識をもっている人とみられるため、案件の獲得がしやすくなるでしょう。
ここでは、PMOコンサルタントにおすすめの3つの資格を紹介します。
1.PMP(PMI認定資格)
PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)は、米国のプロジェクトマネジメント協会であるPMIが認定する国際資格です。
この資格を持っていると、国を問わず専門性をアピールできるでしょう。
PMPの試験を受けるためには、プロジェクトマネジメントの実務経験が必須となります。
4年制大卒以上は36カ月以上の経験、高卒・短大卒業以上は60カ月以上の経験を求められます。
2.プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、国家資格のひとつで、基本情報技術者試験の上位資格になります。
さまざまな業種で通用するPMP資格と違い、IT業界に特化した資格です。
プロジェクトマネージャ試験の難易度は高く、IPAが発行する資格の中でも最高難易度4に位置付けられています。
受験する際は、狭き門であることを認識したうえで、十分な対策をする必要があるでしょう。
3.PMOスペシャリスト認定資格
PMOスペシャリスト認定資格は、日本PMO協会が実施している資格です。
e-ラーニング講座とオンライン試験が可能なWeb完結型の資格になります。
そのため、働きながらでも資格の取得がしやすいことが特徴です。
また、PMOスペシャリスト認定資格は3段階のランクアップ制度を採用しており、自身のレベルに合わせた資格の取得ができます。
就業先で求められるランクに合わせて、適切なランクの資格を取りましょう。
PMOコンサルタントの将来は安泰?PMOのニーズと将来性
経済産業省が2019年におこなった「IT人材需給に関する調査」によると、労働人口の減少に加えてDXなどのIT技術の発展によりで、IT人材不足が深刻化すると考えられています。
IT人材は、2025年に最大58.4万人、2030年には最大78.7万人が不足すると予測されています。
AIやIoT、ビッグデータ、ブロックチェーン、5GなどIT技術の進歩から、PMOコンサルタントを含むIT人材の育成が早急に求められるでしょう。
PMOの業務内容や必要なスキルは、
そのため、今後も安定して活躍ができると考えています。
また、PMOコンサルタントも自由な働き方ができるフリーランス化が進んでいます。
フリーランス向けのPMO案件を扱ったフリーランスエージェントを利用すれば、自分の経験やスキルに合った仕事をみつけることができるでしょう。
さいごに
プロジェクト遂行をサポートするPMOは、今後も安定したニーズが見込まれる仕事だといえます。
フリーランスになれば、会社員時代よりも高収入が期待できるでしょう。
「経験を活かして独立したい」「収入アップを狙いたい」という人は、フリーランスという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
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