転職のリスクって何があるの?5回の転職で知った転職をしないリスクとすべきではない人
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- 転職にどんなリスクがあるのか知りたい
- 自分の周りで転職に成功している人がいない
- 次の会社が決まらなかったらどうしよう
漠然とした転職への不安から行動を起こせずにいるという人は少なくないでしょう。
転職は何度経験しても不安がつきものですが、初めての転職ならなおさら不安が大きいはずです。
エン・ジャパンがおこなった意識調査によると、95%の人が転職にリスクを感じると回答しました。
本記事では、転職したあとに起こりうるリスクと私が失敗から学んだこと、転職しないリスクについて解説します。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
転職のリスクって何?「転職のリスク」意識調査の結果
転職を考えている人は少なからず現在の会社に不満があり、状況をよくしたいと考えているのではないでしょうか。
しかし、転職してから想像していたイメージと違うと、せっかくの転職が無駄になってしまいます。
- 前の会社に不満があって転職したけど、転職先はもっと最悪だった
どんなことにリスクを感じている人が多いのか、まずはエン・ジャパンがおこなったアンケート結果をみていきましょう。
転職をリスクと感じる人の意見で多かったのは以下になります。
- 思っていた仕事内容と違う:66%
- 転職先がすぐに見つからない:53%
- 人間関係がうまく築けない:47%
- 会社・社風に馴染めない:45%
- 給料が上がらない:37%
- 自分の経験・スキルが通用しない:37%
それぞれのリスクについてさまざまな年代・性別・職種の人の声と対処法についてみていきましょう。
「思っていた仕事内容と違う」と感じている人の声
実際に働いてからわかる事の方が多いと思う。(massaさん/28歳/神奈川県)
ステップアップ、スキルアップを目的に転職した結果、ステップアップに繋がらない可能性がある。(ともともさん/39歳/千葉県)
求人も面接でも企業はよいことしか言わないことが多く、実際の仕事と乖離していることが多い。(たけやんさん/25歳/東京都)
転職には時間も労力もかかります。それをかけて、合わない会社に入ってしまった時、また振り出しになると思うと結構辛いです。(紅鮭さん/31歳/愛知県)
サイトに記載されている文章だけでは仕事の内容が完全には把握出来ない。(SPAさん/25歳/東京都)
溝口
経験してきた業界や職種への転職の場合、仕事内容が大きく変わるということはあまりありません。
しかし、キャリアチェンジや違う業界へいく場合、仕事内容ややり方がわからないということも出てきます。
そのため、自分が考えていたこととのズレができてしまい、仕事がつまらなく感じてしまうこともあります。
面接で聞けることは限られているので、できれば事前に経験者の話しを聞くのがいいでしょう。
また、「1年間は頑張る」と期限をつけて飛び込んでみるのもよいと思います。
「転職先がすぐに見つからない」と感じている人の声
転職するための条件を考えるとなかなか該当する企業がない。(クスノキさん/27歳/岐阜県)
年齢にもよると思いますが自身が希望する仕事が見つかっても、就職できるとは限らない。(とおちゃんさん/42歳/京都府)
転職先がすぐに見つからなければ、収入がなくなるというリスクがある。それを回避するため転職先を見つけてから退職しようとすれば退職時期と入社時期の兼ね合いが難しい。(甘党さん/26歳/大阪府)
都会は沢山求人があったり、つなぎの派遣やアルバイトも豊富だが、田舎はほんとうに数とタイミングが少ない。(偉そうなちょんまげさん/33歳/大分県)
新卒時と違って、ある程度のキャリアやスキルが求められるので希望する職種に就けるかどうか、求人案件があるかどうかが共に不透明。(ぼぼさん/34歳/愛知県)
溝口
会社を辞めてから転職活動を始めた場合、転職先がなかなか決まらないと家賃や光熱費の支払いがきつくなってしまいます。
その結果、妥協した企業に決めてしまうリスクが出てきます。
しかし、これは準備次第でどうにでもなる問題です。
転職活動の平均期間と流れを把握し、転職の準備をしっかりしておくことが大事です。
「人間関係がうまく築けない」と感じている人の声
職場の環境、人間関係は転職後ある程度経過しないとわからない。(SPAさん/25歳/東京都)
前職で上司と良好な関係を築けなかったことから「次の職場でも人間関係でつまずいてしまうのではないか」と不安を感じています。上司が苦手な人だったらどうしよう…と心配が尽きません。
前に働いていた介護施設は、とにかくスタッフ同士の仲が悪くて。陰口やイジメはあたり前。もう耐えられない!と思い、別の施設に転職しました。でも新しい職場もギスギスした雰囲気。人間関係がイヤで転職したのにまた同じ状況になるなんて、私って運が悪いのかな。
職場での人間関係がうまく築けず転職をしたいと考えているのですが、私は転職回数が多く行く当ても無いので我慢してます。
引用元:Yahoo!知恵袋
溝口
どこの会社にも性格の悪い人や自分と合わない人は必ず存在します。
しかし、それが原因で転職をしてもまた同じことの繰り返しになってしまいます。
パワハラ、セクハラなどを除いては結局自分が変わるしかありません。
他人は簡単には変えられないけど、自分が変われば周りも変わると前向きに考えましょう。
「会社・社風に馴染めない」と感じている人の声
プライベートにも結構干渉してくるところ(20代/女性/ソフトウェア・情報処理)
自分のことばかりで、周りに気を遣わない人が多すぎる。協力し合うなんてことがまず、出来ない(30代/女性/医療・福祉・介護サービス)
男だらけで男尊女卑の風潮がある。女性がお茶くみするのが当たり前だと思われ、仕事に集中しすぎると怒られる(20代/女性/建設・土木)
のんびりしていてスピード感がない(女性/30代/精密機器)
体育会系の考え方が随所に残っているところ(20代/男性/海運・鉄道・空輸・陸運)
溝口
社風が合わないのは致命的です。
他人と一緒にいるのが苦手な人が和気あいあいとした社風の会社に入るととても居づらいですし、逆に人と話すのが好きな人がもの静かな会社に入っても辛いものがあります。
社内に一人でも自分と似た性格の仲間ができれば変わるかもしれません。
面接前に会社のホームページをくまなくチェックしたり、できれば入社前に社内見学をさせてもらったりするようにしましょう。
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転職にともなう5つの環境の変化とデメリット
転職によって得るものもあれば、失うものも当然あります。
また、転職によって新たな不満や悩みも出てきます。
実際に入社してみないとわからないことも多いですが、あらかじめ起こりうるリスクを知り、妥協点を決めておきましょう。
- 通勤の変化
- 収入と勤務時間の変化
- 仕事内容の変化
- 人間関係の変化
- 職場環境の変化
1.通勤の変化
通勤は転職したら毎日することになるので、大きな変化といえます。
転職活動中に何度か行ったことがあるだけなのと、毎日通勤するのとでは感じ方が全く異なってきます。
前の会社より近くなって不満を感じることは少ないですが、乗る路線が変わると電車の混み具合も変わってきますし、乗り換え回数が1回増えただけで体や心の負担も変わってきます。
勤務地で転職先を選ぶわけではないですが、希望する企業が今の会社より遠くなる場合は覚悟しておきましょう。
私の場合、通勤時間がとても無駄な時間に感じてしまうので、必ず座れる電車に乗って本を読んでいます。
場合によっては会社の近くに引っ越すことも検討しましょう。
2.収入と勤務時間の変化
- 前より収入は増えたけど、残業時間も増えてしまった
収入を上げたくて転職したけど、前より責任が重くなって労働時間も長くなり、時給換算したら前より給料が下がっていたなんてよくある話です。
しかし、それだったら転職した意味がありません。
収入を上げるために転職をするのは悪くないですが、まずは自分の市場価値を見極める必要があります。
たとえば、小さい会社で8年ぐらいWebディレクターをしている人がいたとします。
会社の売上が数年伸びておらず、その人の年収も400万円ぐらいから全然上がっていないとなれば、会社が原因で正当な評価がされていない可能性があります。
営業が強い会社に転職すれば、50万~100万円ぐらい上がる可能性はあります。
しかし、現在の給料と市場価値にそれほど差がない場合は、収入アップ目的の転職は失敗する可能性が高いといえます。
給料は、その人の能力や責任の重さに対しての対価でもあります。
前職より給料を上げた分、会社としてはその人に期待をしてしまいます。
転職をする前に自分の市場価値を客観的にみるようにし、どうやったら自分の市場価値を上げられるか考えるようにしましょう。
3.仕事内容の変化
- 思っていた仕事内容が違った
- やりたくない業務が増えた
同じ業種、同じ職種なら会社によって多少やり方が違っても、全く異なるということはありません。
しかし、違う業界や新しい職種などにチャレンジするときは、
私も5社目でコンサルタントという新しい職種にチャレンジしましたが、やったことのない営業同行やパワポの資料作成が増えたりと、当初考えていた仕事内容と異なり、1年で辞めてしまいました。
自分で詳しく調べるのは当然ですが、面接のときに詳しく業務内容を聞いておかないと、入社後のギャップが生まれてしまいますので注意しましょう。
4.人間関係の変化
転職してからまず気を使うのが、新しい職場の人とのコミュニケーションではないでしょうか。
面接で人事や、配属予定のチームリーダーとは話して何となく雰囲気はつかめているかもしれませんが、実際に現場で接するのはまた異なってきます。
また、同じ部署や他部署のメンバーがどういう力関係になっていて、どういう性格なのかなどよく見たうえで言動しないと、「空気が読めない人」「変な人」と思われてしまうかもしれません。
前の会社ではとても面白いキャラだったとしても、最初の1か月は自分の個性を出しすぎず、新しい環境に馴れることを優先しましょう。
5.職場環境の変化
職場が変われば前の職場ではあったものがなかったり、机が小さくなったり、イスが座りづらかったり、これまで別の人に依頼していたことを自分でやらなきゃいけなかったり、さまざまなことが変わります。
こればっかりは慣れかと思いますので、悪い点ではなく良い点に目を向けてストレスを感じないようにしましょう。
転職しないリスクのほうが大きい?転職しない6つのリスク
「転職しないリスク」について考えたことはありますでしょうか。
コロナが流行して以降、世の中は急激な変化を求められていますが、コロナ前からも世の中は緩やかに変化をしていました。
たとえば、主婦がブログで月に数百万円稼ぎ、Youtuberが数千万円から億を稼ぐようになり、クラウドソーシングサービスの出現により個人で稼ぐ人が増えてきました。
また、コロナの影響でホテル業、アパレル業、航空会社などの大手企業ですらあっさりと破産をしてしまいました。
大企業に勤めているからといって安心なことはなく、個人の市場価値を高めることが重要になってきていると考えています。
私が考える「転職しないリスク」は以下の6つです。
- 終身雇用制度が終わるリスク
- 現在の職業がなくなるリスク
- ひとつの企業でしか通用しなくなるリスク
- キャリアアップの機会を失うリスク
- 30代後半になると転職が難しくなるリスク
- 若い時にチャレンジしなかったことを後悔するリスク
それではそれぞれについて詳しく説明をしていきます。
1.終身雇用制度が終わるリスク
豊田社長は「今の日本をみていると、雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない」と指摘した。経団連の中西宏明会長も「企業からみると(従業員を)一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」と話し、雇用慣行の見直しを唱えている。
ひとつの会社や業界に長く勤めるというのは、決して悪いことではありません。
世界や日本をリードする大企業であれば社会に与える影響も大きいですし、その中でキャリアアップを考えていくという選択肢もありだと思います。
しかしこれからの時代は、大企業であっても終身雇用制度の継続は難しくなってくることは間違いありません。
溝口
終身雇用制度や年功序列というのは極めて日本的な考え方で、アメリカや海外では実力・成果主義が一般的です。
長く勤めていれば自然と役職や給料が上がっていくということは、あまり期待しないほうがよいでしょう。
2.現在の職業がなくなるリスク
近年のAI技術や自動運転技術の発展により、10年後にはなくなっている職業があるかもしれません。
2015年12月、野村総合研究所と英オックスフォード大学のマイケル A.オズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士の共同研究で、下記のレポートを発表しました。
国内601種類の職業*2について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算しました。
この結果、10~20年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、それらに代替することが可能との推計結果が得られています。
現在2023年9月ですので、レポートが発表されてから7年以上が経っています。
つまり、あと数年のうちに約半分の職業がなっている可能性があるということです。
溝口
かつてエネルギー革命で石炭から石油に代わって石炭産業が衰退していったように、近い将来必ずなくなる職業があるということは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
3.ひとつの企業でしか通用しなくなるリスク
企業によって組織体制やフロー、やり方、仕事の範囲、評価制度などが異なります。
ひとつの企業で評価されたとしても、仕事の範囲や評価制度が変わってくれば、他の企業でも評価されるとは限りません。
20代ならいくらでもやり直しができますが、30歳を超えてひとつの企業しか知らないと、転職したときに苦労することになるでしょう。
溝口
当たり前だと思っていたことが、他の企業では当たり前じゃなかったということもあります。
大企業の場合、組織体制や仕事の範囲は細かく決められていることが多いです。
自分の仕事の範囲や知識・経験を広げたいのであれば、中小企業やベンチャー企業でチャレンジしてみるのもよいでしょう。
4.キャリアアップの機会を失うリスク
「転職を繰り返していたら出世が遅れてしまう」ということにリスクを感じている人もいるかと思います。
結局は、その人の能力次第だと思います。
転職期間中に仕事をしていない期間ができると年収は減りますし、中途採用だと昇進に影響する可能性もあります。
しかし、現在勤めている会社の組織体制や昇給制度を鑑みたうえで、自分が望んでいるキャリアや年収が難しいのであれば転職を考えたほうがよいでしょう。
やることが変わらなくても、転職によって大幅に年収が上がることもあります。
溝口
僕の場合は、二度の転職で200万ほど年収が上がりました。
最終的には一企業からの価値を高めていくことが必要ですが、30代半ばまでは市場価値を高めることのほうが重要だと思っています
5.30代後半になると転職が難しくなるリスク
20代の転職であれば、採用する企業としても年収面での採用のしやすさと、多少スキルが足りなくてもこれからの成長を期待してポテンシャル採用をすることも多いです。
しかし、年齢に伴ってそれまでの経験やスキルが重視され、求められるスキルや責任は上がってきます。
現在の会社で実績を上げていて、経験・スキルともに自信がある方なら30代からの転職も問題ないでしょうが、そうでない方や新しい業界・職種への転職はかなり厳しくなってきます。
溝口
20代のうちに自分のやりたいことや働きやすいと思える会社を見つけて、その会社でのキャリアを積んだほうがよいかと思います。
6.若い時にチャレンジしなかったことを後悔するリスク
現在の仕事や会社で、しっかりとした目標や夢をもって働いている分には何の問題もありません。
しかし、「本当はなりたい職業があったけど就活でうまくいかず断念してしまった」「起業を考えていたけど結局挑戦せずに終わってしまった」ということがあると30代、40代になってから後悔してしまうリスクがあります。
20代のうちだったら全く違う業界への転職もできると思いますが、30歳を超えてからそれまでの経験を活かせないような職業へのジョブチェンジは気軽にはできないと考えておきましょう。
起業についても、40歳を超えてから起業して失敗した場合に再就職はかなり厳しくなります。
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歳を取ってから「あの時チャレンジしていれば」と後悔しないように、今から行動しましょう。
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こんな人は失敗する!転職すべきではない人の3つの特徴
せっかく転職をするのであれば、転職を成功させないと転職する意味がありません。
以下のような特徴の人は、転職に失敗する可能性が高いので気をつけましょう。
- 不満ばかり言って改善努力をしていない人
- 友人の給料や待遇と比べて安易に転職を考えている人
- 転職の目的が年収を上げるためだけの人
それぞれの特徴について説明します。
1.不満ばかり言って改善努力をしていない人
現在の会社や上司への不満が重なり、仲間内や陰で文句を言いたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、それで安易に転職を考えてしまうと、失敗する可能性が高いといえるでしょう。
なぜなら、前章で説明したような転職のリスクがあるため、転職した先でも同じことが繰り返されてしまうからです。
また、面接のときに退職理由や今後やりたいことなど細かく聞かれ、嘘を並べても面接官はそれを見抜いてしまいます。
勢いで会社を辞めてしまい、面接でことごとく落ちて次の仕事が見つからない焦りから望んでいない会社に転職してしまう、そんな悪循環に陥ってしまいます。
溝口
まずは現在の会社で、不満の原因を改善するよう努力をしてみてください。
どう努力しても改善されなくて、我慢の限界だというなら、勢いで辞めるのではなく、しっかりと転職の準備を整えてから退職の申し出をするようにしましょう。
2.友人の給料や待遇と比べて安易に転職を考えている人
新卒で入社したときには、待遇の差はそれほど大きくないと思いますが、会社の制度や経営状況、当然その人の努力などによって数年働くうちに待遇の差が出るようになってしまいます。
久しぶりに大学時代の友人と会ったときに、友人の会社での待遇を聞いて、急激に自分の環境に不満をもってしまう人もいるでしょう。
しかし、いくら他人と比べても、結局は自分が努力をしないと給料や環境を良くすることはできません。
溝口
他人と自分を比べるのではなく、過去の自分と現在の自分がどれだけ成長しているかをみるようにしましょう。
3.転職の目的が年収を上げるためだけの人
現在の会社で自分の給料が低いと感じている人は多いと思いますが、年収を上げるだけの目的で転職をすると失敗するリスクが高いです。
ほとんどの企業には給与基準と昇給制度がありますが、あなたが会社に利益をもたらす人材であれば、会社はその給与基準を超えても給料を出すはずです。
ただ、給料が低いという不満で転職する場合、上がったとしても年収20万~50万円アップぐらいが限界だと思います。
溝口
給料以外に不満がないのであれば、現在の会社でどうしたら会社の利益に貢献できるか考えてみましょう。
私の転職失敗談と二度の失敗から学んだこと
私は5回の転職のうち、二度失敗しています。
転職の成功というのは転職が決まった時点ではなく、しばらく働いてみてこの会社に入ってよかったと思えた時点ではないでしょうか。
ここでは私が転職後に後悔したことや、失敗することのリスクについてお話しいたします。
一度目の失敗と反省点(27歳のとき)
一度目の失敗は2回目の転職のときです。
新しく入った会社の専務取締役による男性社員に対するパワハラ行為と女子社員へのセクハラ行為があり、1年で辞めることになりました。
私が入った部署には10名ほどおり、部署内の仲は良かったです。
入社してからしばらくして、会社の専務が別部署の社員を怒鳴り散らしているのを目にするようになりました。
大したミスでもないのに感情的に怒鳴るのをみて、率直に「なるべく関わらないでおこう」と思いました。
私がいた部署は部長が守っていましたが、部長と専務が対立関係にあり、私が入社して半年経った頃に部長が会社を去ることになりました。
結局私も1年で辞めましたが、その専務とのやり取りが大きなストレスとなりました。
また、急に辞めることになったので転職の準備も出来ておらず、苦労することになりました。
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一度目の失敗の原因は、業種選びと企業研究を怠ったことだと考えています。
当時はECサイトの運営に興味をもっており、モバイルサイトの運営をしている会社から、ブランド品の買取販売している会社に転職をしました。
元々店舗のみでやっていて、インターネット事業部は出来て間もないという感じでした。
そういう背景もあってか古い考えの方もいて、特にパワハラ専務は店舗のほうが偉いみたいな考えをもっているようでした。
ECサイトを生業としてやっている会社に入っていたら、おそらくこのような対立はなかったでしょう。
パワハラ・セクハラに関してはその人自身の問題かと思いますが。
入社前に必ず会社の口コミ・評判を複数の口コミサイトでチェックするなどして、企業研究をよくしておきましょう。
店舗であれば、客を装って実際に足を運んでみるのもよいでしょう。
二度目の失敗と反省点(33歳のとき)
二度目の失敗は4回目の転職のときです。
それまで経験したことのなかった職種にチャレンジをし、見事失敗してしまいました。
その当時、私には自分だったらできるという驕りがありました。
会社によって組織体制ややり方は異なるので、その会社がどうというつもりはありませんが、私が考えていた仕事内容と異なっていたことで仕事への楽しさもなく、人間関係も上手くいかなかったので、日々ストレスが積み重なって1年で退職することになりました。
これは一度目の失敗と違い、もっとその仕事内容について調べていればよかったと反省しています。
さいごに|心が決まっているならあとは準備と勇気
転職にはリスクが付きものです。
とはいえ、現状の不満を抱えたままでよいわけでもありません。
転職を決めたのであれば、準備と企業研究をよくして転職に対するリスクを少しでも減らすようにしましょう。
併せて、会社を辞めるタイミングや転職時の自己分析についても参考にしてください。
溝口
私の経験があなたの転職にお役立ていただけましたら幸いです。
また、転職サイトと転職エージェントの利点を融合させた「Jobuddy(ジョバディ)」というサービスも登場しています。
自身に必要なサポートを選んで、効率的な転職を実現しましょう。
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5回の転職のうち二度失敗している溝口です。
転職で失敗するリスクは、あらかじめ知っておくことで回避できる可能性があります。
また、転職しないリスクについても知っておきましょう。