Webマーケティングでフリーランスになる方法とは?仕事内容や年収、案件獲得のコツを解説
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フリーランス人口の増加に伴い、Webマーケティングの仕事をフリーランスとして請け負う人も増えてきました。
フリーランス人口は1,577万人、経済規模は23.8兆円であることがわかりました。
柔軟な働き方を実現できるフリーランスという仕事に、希望を抱いている方も多いでしょう。
本記事では、実際にフリーランスのWebマーケターとして働いている筆者が、Webマーケティングの仕事やフリーランスになるなら身につけておくべきスキル、年収、案件の獲得方法などについて紹介します。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
Webマーケティングとは?フリーランスとして独立しやすい理由
Webマーケティングとは、ウェブサイトやSNS、広告などインターネット上の媒体を利用したマーケティング手法です。
ターゲットとなるユーザーに有益な情報を発信することでアクションを促し、目的となる集客や認知拡大、販売促進などを達成する活動を指します。
単純にECサイトで商品を販売することから、セミナーを開くために興味関心の高いユーザーを集めたりSNSをとおしてファンを作り、会社を知ってもらうこともWebマーケティングに含まれます。
ここからはWebマーケティングの仕事内容、独立しやすい理由について紹介します。
Webマーケティングの仕事内容
Webマーケティングといっても仕事内容は多岐にわたり、就職先の企業が抱える課題に応じて業務内容が変わります。
ここでは、具体的にどのような仕事をするのか紹介していきます。
Webマーケティング戦略や施策の企画・立案
Webマーケティング戦略や施策の企画・立案では、期限までに決められた目的をどのように達成していくのか、目的やターゲットを分析して効果的なマーケティング戦略を企画・立案し、達成までの道筋を立てていきます。
これはWebマーケティングの基本的な仕事ではありますが、対象となるユーザーのニーズや行動を分析・予測し、競合社の施策と比較して多くのアプローチ方法から最適なものを選択するなど、高度なスキルと経験が必要です。
データ分析・効果測定
実施した施策を分析し、成果や効果を評価して改善策を考えていくこともWebマーケティングの代表的な仕事のひとつです。
アクセス数や成約率をGoogle Analyticsなどの解析ツールを使用して分析したり、シートなどにまとめ結果をクライアントに共有・説明したりします。
また、結果に対して今後どのような対応が必要なのか、改善策などを提案します。
SNSの運用
LINEやTwitter、Instagram、YouTubeなどのSNSを活用し、新しいアプローチ方法で販売促進や認知拡大、集客をおこないます。
SNSはアプリによって特徴やおこなうべき施策が全く異なるため、得意分野ができたりチームを組んで専門的におこなうケースも珍しくありません。
特にYouTubeを活用する場合、動画を制作する必要があり、マネジメントスキルや社外との取引対応・コミュニケーション能力が求められます。
広告出稿・運用
広告出稿・運用ではオンライン広告(LPや動画広告など)を活用して、製品やサービスを宣伝・プロモーションをおこないます。
近年ではAIによるサポート機能が充実しており、以前よりも業務負担を減らすことに成功しています。
ただ、数年前からGoogle広告やYahoo!広告の他にも、YouTube広告やInstagram広告などさまざまな広告プラットフォームが開拓されたため、目的に合うプラットホームの選別からおこなわなければいけません。
SEO対策の実施
SEO対策(検索エンジン最適化)では、自社のウェブサイトやコンテンツが検索エンジンで上位に表示されるようにするための取り組みです。
SEO対策では、検索エンジンのアップデートや検索エンジンの求めるコンテンツ方針に合わせ、サイト内の仕組みを調整したり、より多くの人に訪問してもらうための対策を細かくおこないます。
サイト運用・コンテンツマーケティング
サイト運用やコンテンツマーケティングは、自社メディアの更新・管理、コンテンツの作成、メールマーケティングの実施により、目的を達成するマーケティングのひとつです。
SEOを踏まえた質の高いコンテンツを提供することで、顧客にまだならなそうなユーザーに対しても製品やサービスをアピールし顧客へと教育したり、アクションを促します。
Webマーケティングがフリーランスとして独立しやすい理由
Webマーケティングは業界や企業規模が違っても基本的な考え方は同じなので、スキルさえ身につけてしまえば、どこの会社でも働くことができるため、フリーランスとして独立しやすい職業といえます。
また、販売促進や認知向上、集客はどこの企業でも解決したい課題です。
このような課題を企業がもち続ける限り、Webマーケティングが介入する余地が発生します。
さらに、マーケティングスキルがあれば、アフィリエイターとして自分で商品を販売し利益を出せるので、企業に頼らず起業する人もいます。
このように、Webマーケティングは非常にフリーランスや独立しやすい職種なのです。
フリーランスWebマーケターの働き方と平均年収
フリーランスになるとどのような働き方ができるのでしょうか。
ここでは、気になる年収と併せて紹介していきます。
フリーランスWebマーケターの働き方
フリーランスWebマーケターになると「フルリモート(在宅)」と「常駐」の2つの働き方があります。
もちろん案件によっては半分リモートで半分出勤することも可能です。
ここでは、フリーランスの働き方や気になる年収について紹介します。
フルリモート(在宅)での働き方
自宅などのオフィスで仕事をおこなう働き方です。
自分のペースで仕事ができるため時間の融通が利き、好きな場所で働くことができます。
会社への通勤時間や満員電車から解放されるのは、大きなメリットといえるでしょう。
好きな作業環境で進められる一方で、仕事とプライベートの区別が難しいというデメリットもあります。
また、フルリモートの案件は成果報酬型となり収入が安定しなかったり、単価が安いことがデメリットです。
また、自分でアンテナを張らないと新しい情報が入ってこなかったり、人脈が作れません。
常駐での働き方
常駐の場合、オフィスへ出勤して仕事をする働き方です。
基本的に時間単価になるので収入が安定しやすく、長期契約の高単価案件になりやすい傾向があります。
会社によってはある程度、時間の融通が効き半日休むから別の日にもう少し働くなどの調整が可能です。
マーケターや他のフリーランスも多いので、情報交換や新しい人脈形成にも役立ちます。
ただ、出勤の必要性があり、時間によっては満員電車に乗ることになるなどのデメリットがあります。
フリーランスWebマーケター平均年収
フリーランスWebマーケターの平均年収は、個人のスキルや経験、案件の内容によって大きく異なります。
しかし、会社員と比較して高収入を得ることが可能です。
実際に掲載されている案件のなかには、月額100万円を越すケースもあります。
実績を重ね、取引先の信頼を得ることで高額な報酬を得ることが可能です。
また、案件を受注できるのは一つだけという決まりもないので、年収の上限はありません。
働けば働くほど収入を増やせるでしょう。
フリーランスWebマーケターに必要な基本スキル
フリーランスWebマーケターとして、安定して案件を受注していくためには以下のようなスキルが必要です。
【必須】マーケティング思考やユーザーニーズを捉える力
Webマーケティングでは必ず情報を届けるユーザーがいるため、ユーザーの視点に立って物事を考えるスキルは必須です。
たとえば、シャンプーの販売促進を目的とした場合、ターゲットが20代の女性なのか50代の男性なのかで、ユーザーのニーズが変わるためアプローチ方法も変わってきます。
効果的なマーケティング戦略を立案するためにも、ユーザーが何を求めているのか・どのようなことを期待しているのかを正確にとらえる力が求められます。
【必須】施策をすぐに反映・対応する行動力
Webマーケティングの施策の成功するか失敗するかは単純に施策の内容だけではなく、そのときのユーザーニーズやトレンドなど、さまざまな要因が関係します。
そのため、ある程度テンプレート的な施策や手法はありますが、不明瞭な部分も多いため「まずは実行してみる」という行動力が重要です。
また、IT業界ではスピード感を求められるため、SEO対策などの結果が出るまでに時間のかかる案件では、積極的に施策を反映しプロジェクトを推し進める行動力も求められます。
【必須】データ分析と効果測定の能力
データ分析と効果測定の能力は、Webマーケティングに必須のスキルです。
特に、フリーランスになった場合、顧客に成果を提出しなければいけないため、アクセス解析ツールの使用スキルや関数を使用し、情報をシートにまとめるスキルなどが求められます。
また、制作したデータを基に、今後の戦略の改善や最適化をおこなえるようにしておきましょう。
クライアントに今後の対応を説明することで契約の継続や報酬アップにつなげることができます。
SEO対策・コンテンツマーケティングスキル
SEO対策をしてほしい・サイト運営をしてほしいなどの案件に参画したい方は、SEO対策・コンテンツマーケティングスキルが必要です。
検索エンジンや上位表示の仕組みを知っておくことはもちろん、実際に経験し施策の引き出しを増やしておくことをおすすめします。
また、ユーザーの購買意欲を掻き立てアクションを促すためには適切なキャッチコピーやコピーライティングが必要です。
ユーザーに有益な情報や価値あるコンテンツを提供するためにも、ライティングやコンテンツの企画・構成作成などコンテンツ制作能力が求められます。
SNSマーケティングのスキル
SNS担当者が欲しいという案件では、SNSマーケティングのスキルが必要になります。
具体的にはコンテンツの作成やスケジュール管理、コミュニティの運営、リアルタイムの応答、コンテストやキャンペーンの企画し運用していくスキルです。
また、SNSの利用者の傾向やトレンドを把握し、適切なタイミングで施策を打つスピード感も求められます。
同時に、炎上対策に関する知識やネットリテラシーの高さが必要です。
広告出稿・運用スキル
Web広告ディレクション業務・広告運用を依頼したいなどの案件では、出稿作業から運用まで一貫で対応できるスキルが必要です。
また、ターゲティングの設定や広告の作成、運用時の予算配分の最適化などが求められます。データ分析と連携してABテストを繰り返し、投資対効果を最大化するスキルを身につけましょう。
フリーランスになる前にスキルを身につけるならWebマーケティングスクールもおすすめ
フリーランスWebマーケターに必要なスキルを紹介してきましたが、どこでスキルを身につけるべきか迷う人も多いと思います。
会社員として就職する方法もありますし、スクールに通うのもひとつの手です。
ここでは、Webマーケティングスクールで学べることや選ぶポイントについて紹介します。
Webマーケティングスクールとは
Webマーケティングスクールは、webマーケティングやデジタルマーケティングに就職したい・キャリアを築きたい人が、基礎知識から実践的なスキルを身につけるためのスクールです。
まったくの未経験者から経験者まで幅広いレベルの受講生に対応しており、スキルや目標に合わせて受講内容を選択することができます。
たとえば、SEO対策の経験はあるもののSNSマーケティングをおこなったことがない人は、SNSマーケティングだけ受講するといったことも可能です。
スクールによって通学する必要があったり、完全オンラインで受講できたりとさまざまですので、自分の生活スタイルに合わせ無理なく受講することができます。
Webマーケティングスクールで学べること
Webマーケティングスクールでは、主に以下のようなことを学びます。
- マーケティングの基本的な考え方
- 施策の企画・立案の仕方
- 広告運用の基礎知識・実践スキル
- SEO対策の基礎知識・実践スキル
- SNS運用の基礎知識・実践スキル
そもそも「マーケティングって何?」という部分から解説してくれるため、しっかりとした基礎の上にさまざまなWebマーケティングの知識を積めます。
また、卒業後すぐに現場へジョイントしても困らないように実際の運用方法など実践スキルまで教えてもらうことが可能です。
Webマーケティングスクールを選ぶポイント
現在日本には、数多くのWebマーケティングスクールが設立されています。
ここでは、Webマーケティングスクールを選ぶポイントについて紹介します。
事業内容に実践が含まれている
スクールによっては、実際にサイトを運用させてくれたり、広告を出稿させてくれたりと実務に近い形で勉強することができます。
ただ知識を教えてくれるだけではなく、このように実践型で教えてくれるようなスクールの方が、早くスキルを身につけることが可能です。
卒業生がフリーランスとして働いている実績がある
最初からフリーランスを目指しているのであれば、スクール卒業生の進路もよくチェックしておきましょう。
スクールの卒業生がフリーランスとして活躍している人が多ければ、卒業後すぐに一人で働けるスキルが身につくスクールということがわかります。
また、すぐにフリーランスになった卒業生がいれば、卒業前に話を聞いて今後の進路を改めて考えることが可能です。
講師に実績がある
経験豊富で実績のある講師による指導は、学習の質を高めるうえで重要です。
講師の経歴や実績を確認するとだいたい在籍していた企業の名前が記載されているので、その企業がどのような事業をおこない、どのようなメディアを運用しているのか確認しましょう。
フリーランスを目指せるおすすめのWebマーケティングスクール
おすすめのWebマーケティングスクールはこの3つです。
マケキャンbyDMM
幅広い領域を内包する大手企業DDM.comのグループ会社が運営するWebマーケティングスクールになります。
最短でWebマーケターを目指す転職コースとしっかり実践スキルを身につける学習コースの2つから自分の目的に合ったコースを選べます。
学習をサポートしてくれる講師陣は、大手企業などで実務経験を積んだ現役マーケターなので、実践的なスキルを身につけることができるでしょう。
インターネット・アカデミー
インターネット・アカデミーはW3C(World Wide Web Consortium)というWebに関する世界最高位の団体のメンバー企業として、品の高い教育をおこなっているWebマーケティングスクールです。
コースが複数あり、好きなコースを組み合わせて受講できるため、自分がなりたいマーケターに最短ルートで近づくことができます。
デジプロ
株式会社Hagakureが運営するデジプロは、教育専門の現役マーケターが5人以内の少人数もしくはマンツーマンで指導してくれます。
動画と講義で勉強したものを実践をとおして身につけていきます。
そのため、現場に出た際にすぐに戦力として働くことが可能です。
転職サポートもおこなってくれるので、フリーランスになりたい人は、ぜひ相談してみてください。
フリーランスで受注できるWebマーケティングの案件例
実際にフリーランスになった場合、次のような案件を受注できる可能性があります。
Webサイト運用・コンテンツマーケター
メルマガの企画運用から配信までを担当しつつ、コンテンツの制作まで対応してほしいという案件です。
リモート可能なので、好きな場所での仕事が可能です。
必須スキルとしては、以下のようなものになっています。
- LINEやメルマガの企画・設計・配信経験
- MA(マーケティングオートメーション)ツールの使用・運用経験
- コンテンツ制作ディレクション、進捗管理
- CRM(CRM)分析の経験
- 周囲を巻き込み積極的に活動できる人
数百万人規模の会員が利用するECサイトの運用経験などがあると、有利な案件ですね。
Web広告ディレクター
広告担当としての案件では、広告を効果的にするための考案も業務の一環となっており、単純に広告を運用できるだけではなく、広告デザイン面の知見も必要になります。
必須スキルでは、広告の運用経験が3年以上と、高い専門性を求めていることがわかります。
高単価案件になるほどより専門的な知識や経験、一定の経験年数が必要です。
SNSマーケター
SNSマーケティングは複数ある業務の一環として組み込まれているケースが多く、この案件のように高単価でSNS運用に専念できるケースはあまり多くありません。
本案件では必須スキルが「Webマーケティング経験」のみです。
面談の際はSNS運用で今までどのような成果を出してきたかアピールすることが重要になります。
Webマーケターがフリーランスになるメリット・デメリット
ここでは、実際にフリーランスWebマーケターとして働いている筆者が感じる、Webマーケターがフリーランスになるメリットやデメリットについて紹介します。
フリーランスになるメリット
雑務がなくなり好きな業務に集中できる
フリーランスは会社員と違い、あらかじめ業務内容を決めて業務委託契約をおこないます。
そのため、会社員の時に対応していた対応範囲外の業務や電話対応などの雑務をする必要はありません。
契約書に書かれた自分が得意な業務だけに集中できるため、専門性を磨くことができます。
スキルに応じて高い年収をもらえる
一定のスキルや経験年数があれば、平均よりも高い年収を希望することができます。
また、相手と報酬単価を交渉できるため、先方からの合意があればスキルや経験を上回る相場の報酬額での契約が可能です。
自分の収入を自分で決められるのは、フリーランスの魅力といえるでしょう。
さまざまな業界で経験を積むことができる
Webマーケティングは業界問わず案件があるため、フリーランスとしてさまざまな業界で経験を積めるため、将来の選択幅を広げることもできます。
業界ごとに特色があるため、今まで知らないような業界で新しいビジネスに出会うこともあります。
出勤日数や勤務方法など働き方を選べる
フリーランスでは、常駐を求められる場合でも出勤日数や勤務時間、場所などを柔軟に選ぶことができるため、ワークライフバランスをより調整しやすくなります。
休む日が増えればもちろん報酬は減りますが、自分のスケジュールを管理し無理なく働けるのはフリーランスの魅力といえるでしょう。
フリーランスになるデメリット
結果を残せないと簡単に契約を切られる
会社員と違い、フリーランスは結果がすべての実力主義です。
プロジェクトごとに契約を結ぶため、企業側が求めるような成果を残せないと簡単に契約を切られてしまいます。
そのため、継続的な収入を得るためには常に努力し、成果を残し続けないといけません。
契約方法によっては収入が不安定になる
完全報酬型で依頼をもらっている場合、急に今月は依頼する案件はありませんといわれるケースもあります。
そのため、契約方法によっては収入が不安定になり、月によっては途絶えてしまうリスクもあるでしょう。
継続して案件を受注するための仕組みづくりやブランディング、人脈づくりが必要です。
社会保障や福利厚生がなく自己負担が多くなる
雇用契約ではなく独立して活動するため、社会保障や福利厚生がありません。
もちろん、健康保険も自分で全額負担しなくてはならないため、自己負担が多くなってしまうのはフリーランスのデメリットです。
その分を収入で補填することを考慮したうえで、単価交渉していく必要があります。
Webマーケターがフリーランスになる4ステップ
Webマーケターがフリーランスになるには、基本的に4つのステップで案件に参画します。ここでは、基本的な流れについて紹介します。
IT企業で経験を積むかスクールで勉強する
フリーランスWebマーケターになる前に、まずはWebマーケティングの経験を積むか、Webマーケティングスクールでスキルを身につけましょう。
IT企業での経験を積む場合、自分がなりたい将来像を持って決める必要があります。
たとえば、なんでも対応できるオールマイティなWebマーケターになりたい場合は、業務幅の広いベンチャー企業がおすすめです。
逆に自己ブランディングを高めたい人は、大手企業に入ることをおすすめします。
スクールで勉強する場合も、フリーランスになった時に自分がどのような案件を受注したいのかで講座を選ぶようにしましょう。
全体的に学びたい人は、講座を選ぶタイプのスクールではなく全部の講座を受講できるようなスクールをおすすめします。
フリーランスエージェントに登録する
スキルが身についたら、フリーランスエージェントに登録しましょう。
クラウドソーシングなどに登録して、自分で営業する方法もありますが、効率が悪く結構な努力が必要になるので、最初はエージェントに頼ることをおすすめします。
エージェントでは、自分のスキルからどのような案件を受注できそうか教えてくれたり、どのように交渉していけばいいのか、面談ではどのような質問がされるのかなど丁寧に教えてくれます。
また、細かいやり取りを代理でおこなってくれるので、スキルがあれば簡単に案件を受注することが可能です。
ただし、スキルがなかったり実務経験の年数が1年以下の場合、登録できないエージェントもあるので注意しましょう。
気になる案件を見つけ面接をおこなう
フリーランスエージェントに登録すると、コーディネーターや営業担当から案件を提案してもらえます。
その中から気になる案件を見つけたら、面接をおこないましょう。
面接では、自分のスキルや経験、マーケティング戦略に関する知識などをアピールし、クライアント企業との相性を確認します。
フリーランスの場合、基本的に1回目の面接で案件に参画したいかを判断する必要があるので、もし話してみて違うと思った場合は、早々に辞退しましょう。
フリーランスWebマーケターとして働き始める
求人の選考を通過しクライアント企業との契約が成立したら、フリーランスWebマーケターとして働き始めることができます。
契約書に基づき、デジタルマーケティングの戦略立案や実施、データ分析、広告運用、SNSマーケティングなどを担当していきます。
フリーランスWebマーケターの案件獲得方法
フリーランスになるステップでは、フリーランスエージェントへの登録をおすすめしましたが、実際にはさまざまな方法で案件を獲得することが可能です。
ここでは、案件獲得方法について紹介します。
クラウドソーシングに登録する
より自由に働きたい、単発案件が欲しい、スキルに自信がない人はクラウドソーシングへの登録もおすすめです。
クラウドソーシングでは、自分のスキルをパッケージして販売したり、公募中の案件に応募することで案件を獲得するため、自分のスキルや希望にピッタリな案件を受注できます。
クラウドソーシング内で契約・メッセージ対応・スケジュール管理が全て完結するため、新しく契約書を作成したり外部のチャットツールを導入する必要がありません。
また、仮払い設定などで未払トラブルを防いでくれます。
おすすめのクラウドソーシングサイトは以下の3つです。
ランサーズ
全国の60万社以上が利用する日本最大級のクラウドソーシングサイト「ランサーズ」は、クラウドソーシングで案件を獲得したい人に、まずおすすめしたいサイトのひとつです。
仕事のカテゴリーも多く、他にない大手企業からの長期案件や高額案件も豊富なのが特長になります。
また、ランク制度を設けており、働くほどにランサーズ内のランクが上がり、自分の信用性やスキルをアピールできます。
サポートも丁寧でしっかりしているので、初心者でも安心して利用できます。
クラウドワークス
ランサーズと併せて利用したいのが、ユーザー数480万人を超えるクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」です。
クラウドワークスもランサーズと同様に、豊富な案件数から自分にピッタリな案件を探せます。
フリーランスエージェントに掲載されている案件よりも報酬が低い代わりに、高いスキルがなくても受注できる案件も豊富で、未経験からフリーランスとして働きたい人の最初の一歩に最適です。
ココナラ
ココナラではスキルマーケットとして、自分のスキルをパッケージで販売できます。
PRO認定制度があり、プロフェッショナル認定されることで露出を増やせたり、手厚いサポートを受けることが可能です。
ココナラ内でブログを作成することもでき、他のクラウドソーシングよりもPRしやすいのが特長になります。
単発案件が多いですが、ココナラをきっかけにして信頼関係を築くことで、長期案件の受注も可能です。
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスエージェントは、基本的に1年以上の経験者向けの案件を取り扱っています。
高い専門性が求められる代わりに高額な案件が多く、1件受注すればかなり生活を安定させることができるでしょう。
また、フリーランスエージェントが案件を提案してくれたり面接や入社スケジュールを全て対応してくれたりと、受注から案件への参画までかなり楽をすることが可能です。
おすすめのフリーランスエージェントは、以下のとおりです。
ミエルカコネクト
ミカエルコネクトは、Web株式会社Faber Companyが運営するフリーランスエージェントです。
Webマーケティング支援に18年以上の歴史を持つWebマーケティング会社が運営しているため、マーケターにしかわからない悩みや希望を理解したうえで、あなたにピッタリな案件を紹介してもらえます。
リモート案件も多く、安定した収入を得たい人の他に、他の案件の隙間時間に対応したい人も登録をおすすめします。
ITプロパートナーズ
株式会社Hajimariが運営するITプロパートナーズは、週2日や完全リモートなど柔軟な働き方のできる案件を数多く掲載しています。
より多くの収入が欲しいと思ったときは、週5日で働くこともでき、自由な働きと安定した収入を実現できるフリーランスエージェントです。
Workship
株式会社GIGが運営するWorkshipは、フリーランスエージェントには珍しく時給で給与が表示されています。
副業も可能で、他のフリーランスエージェントと併せて利用することでより多くの収入が望めます。
案件によってはスキルが低くても受注できることや、アプリがあって案件検索などの操作性が高いのも魅力です。
交流会やセミナーに行き直接営業する
フリーランスの案件は、経営者と直接話をして直契約することが、1番報酬が高く優良案件を獲得できる方法です。
そのため、よりよい案件を獲得したい人は交流会やセミナーに参加し、直接営業しましょう。
もちろん、契約を成立させるには時間や営業スキルを求められますので、初めてフリーランスになる人はフリーランスエージェントを活用することをおすすめします。
スクールに通い就職支援をおこなってもらう
Webマーケティングスクールでは転職支援までおこなってくれるところもありますので、スクールに通って転職支援を受けるのも一つの方法です。
入学前に、卒業後の進路や転職支援ではフリーランスの道も選べるのか確認しておきましょう。
Webマーケティングのフリーランスを検討中の方によくある質問
ここでは、フリーランスでWebマーケティングをするか検討している方によくある質問について紹介します。
Q1.未経験からのフリーランスは難しいですか?
未経験からフリーランスとして活躍することは、難しいですが決して不可能ではありません。
重要なのは、クライアントの希望や期待に対し答えていくことです。
そのためには、働きながら勉強し続けるなどの努力が必要になります。
Q2.フリーランスWebマーケターになって失敗することもありますか?
念願のフリーランスになっても失敗はあります。
失敗する原因には以下のようなことが挙げられます。
- スキルが低すぎてなかなか受注できない
- 金額交渉ができず案件の単価を上げられない
- 順応力がなく参画した企業になじめない
- 仕事を管理できずに納期遅れ・ミスが続いてしまう
特にスキルが低く契約を切られる可能性はあるので、常にスキルを磨き続けることが重要です。
Q3.フリーランスになるならWebマーケティング・Webデザイナー・Webエンジニアのどれが1番いいですか?
どれが1番いいかは、自分のスキルや興味が何に向いているのかによります。
3つの職業すべてに需要がありますが、Webマーケティングスキルを身につけることで、物やサービスを売る力を身につけることが可能です。
そのため、最終的に起業したいとおもうのであればWebマーケティングがおすすめといえます。
ただ、現在のIT人材不足を考えるとWebエンジニアは非常に需要が高く、フリーランスになった際に高額報酬を期待できます。
Q4.フリーランスのWebマーケティングの案件探しは大変ですか?
クラウドソーシングや営業をしようと思うと大変かもしれませんが、フリーランスエージェントを使えば思うほど難しくありません。
また、実績を積み重ねることで案件が増えやすくなります。SNSなどを活用して自分のスキルや実績をアピールし、ブランディングをおこないましょう。
Q5.WebマーケティングはAIによって仕事がなくなったりしませんか?
AIによって一部のタスクを削減することは可能ですが、Webマーケターとしての戦略的な判断やクリエイティブなアプローチはAIに任せることはできません。
逆にAIを上手に活用し、業務の幅を広げることが求められます。
Q6.高単価なWebマーケティング案件を獲得するにはどうしたらいいですか?
高単価な案件を獲得するため、以下のようなことが必要です。
- わかりやすい実績をつくり自己ブランディングをおこなう
- 儲かっている業界の仕事を受注する
- 単価交渉は最初に高単価で提案する
- 社長や企業に勤める広報・マーケティング部門の人との人脈を作る
フリーランスは本人の信用性が最も重視されます。
最終的には人間性や人柄をみられますので、コミュニケーションスキルを高め、誠実に業務にあたりましょう。
さいごに
Webマーケティングはフリーランスとして働きやすい職業ではありますが、代わりに高い専門性を求められます。
また、施策に対しわかりやすく数値が出る上に会社の利益に直接関係するため、常に期待に応えていく必要があるでしょう。
スキルに不安がある場合は、スクールに通うかクラウドソーシングでとにかく案件をこなしていくようにしましょう。
すでに十分なスキルや経験がある人は、フリーランスエージェントに登録し、自分にピッタリな案件に参画してみましょう。
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