フリーランスとして在宅ワーク可能な仕事10選と稼げる仕事3選を紹介
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- 会社員からフリーランスに転向したい
- いま仕事をしていないが在宅でフリーランスとして働きたい
上記のように考えている人にとって一番気になるのは「在宅・未経験でも稼げるのか?」ということでしょう。
本記事では、在宅ワークでもフリーランスとして稼げる仕事はあるのか、在宅・未経験の条件でも求人はあるのかを、具体的な職種を挙げながら紹介していきます。
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溝口 弘貴
つなぐマーケティング代表
電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら
本記事でわかること
在宅でフリーランスとして稼ぐ方法は3つ
毎日会社に通って働いている人にとって、フリーランスという働き方は「在宅・リモートワークで自由に働ける」「未経験からでも思い立ってチャレンジすれば稼げるようになる」というイメージがあるでしょう。
もちろん、このイメージが間違っているわけではありませんが、どういった働き方があり、どうやってお金を稼ぐことができるのかの仕組みを理解しておくことは大切です。
ここでは、在宅でフリーランスとしてお金を稼ぐ3つの方法を紹介します。
個人事業主として事業を起こす
フリーランスという働き方のイメージに最もマッチするのが、個人事業主として自分で事業を起こす稼ぎ方でしょう。
自分で起業するのだから、働く曜日や時間、働き方も自由です。
在宅で働く方法もあるし、もちろん、事務所や店舗を構える方法もあります。
事業内容によっては初期投資も必要で、失敗したときのリスクも大きくなりますが、経営が軌道に乗って成功すれば大きな利益も期待できる働き方です。
業務委託を受けて仕事をする
最近のフリーランス事情を考えると、業務委託を受けて仕事をするという働き方も一般的です。
職種によっては、会社員のころと業務内容にさほどの違いはなく、すでに修得しているスキルや経験を活かしてそのまま活躍できる可能性が高いでしょう。
マッチングサービスを利用すれば在宅・フルリモートで働ける案件を探すのも難しくありません。
在宅・リモートワークOKのアルバイトをする
簡単な事務作業などであれば、在宅・リモートワークOKのアルバイト案件もあります。
いきなり事業を起こすのではなく、まずは副業として簡単な案件にチャレンジしながらフリーランスとしての働き方を定着させていけば安全に転向できるはずです。
フリーランスはどのくらい稼げる?
フリーランスへの転向で最も大きな不安となるのが「収入」の面でしょう。
フリーランスガイドでは、実際にフリーランスとして活動している400人を対象にアンケート調査を実施しました。
フリーランスの半数以上が転向2年以内
政府の働き方改革やランサーズ・クラウドワークスといったクラウドソーシングサービスの普及が大きく影響して、フリーランス人口は増え続けています。
実際にフリーランスとして活動している人を対象にフリーランス歴を調査したところ、最も多かったのは1年目で42.5%、2年目の19.5%を合わせると転向2年以内の人は半数以上でした。
フリーランスの収入レンジ
このアンケートでは、専業フリーランスとして働いている独立系と、会社員として働きながらフリーランスとしても活動している副業系に分類して収入レンジも調査しています。
独立系・副業系ともに最大レンジは年収100万円以下で、独立系では41.5%、副業系では87.4%を占めていました。
次いで多かったのが101万~200万円で、独立系では20.8%、副業系では8.1%です。
このアンケートから、副業系ではフリーランスとしての年収が100万円を超えるのは難しいということがわかりました。
独立系になると、201万~300万円で11.5%、301万~400万円が11.5%、401万~500万円では6.9%、501万~600万円が4.6%で、会社員なみ、あるいはそれ以上の収入を得ているフリーランスも多数です。
少数ですが1,000万円を超える回答者もいたので「お金を稼ぐ」という点に力を注ぐなら専業の独立系フリーランスとして活動したほうがいいでしょう。
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業務委託系で在宅ワーク可能な仕事10選
現在のスキルを活かしつつ在宅ワークである程度の収入を確保したいなら、業務委託系の職種でフリーランスを目指すのがおすすめです。
フリーランス向けのマッチングサービスが扱う案件のほとんどは業務委託系なので仕事探しに苦労しないうえに、会社員として同じ業務をするよりも収入アップできる可能性も高いでしょう。
在宅ワークでも稼げる業務委託系の仕事10選を挙げていきます。
1.ITエンジニア
IT系の技術者としてスキルと経験を磨いてきたなら、業務委託系のフリーランスとして今すぐにでも十分に通用します。
システムエンジニア・プログラマー・ネットワークエンジニア・データベースエンジニア・Webエンジニア・フロントエンドエンジニア・制御組み込みエンジニア・テストエンジニア・ブリッジエンジニア・プロジェクトマネージャーなど職種は細かくわかれますが、いずれもニーズは高く、案件の募集も多数です。
実際にフリーランスへと転向したITエンジニアの多くが、フリーランスという自由な働き方よりも「収益」を重視して転向を果たしており、収入アップを目指しやすいという点も注目すべきでしょう。
職種次第ですが、フリーランスITエンジニアの年収は500万~600万円が相場です。
好条件の案件だとクライアント企業への常駐案件がメインになりますが、職種によっては在宅の完全リモート案件も募集があるので、複数のマッチングサービスに登録して案件を探すことをおすすめします。
2.Webデザイナー
会社でホームページ・Webサイトのデザイン制作を担当してきた経験があるなら、Webデザイナーとしてフリーランスに転向するのもいいでしょう。
ツールさえ導入していればPCひとつで完結できる仕事なので、フルリモートでも働きやすい職種です。
年収の相場は300万~600万円ですが、デザインだけでなくコーディング・プログラミングのスキルも高ければ案件の幅が広がり、収入アップも期待できます。
クライアントの要望をすり合わせるために会議を重ねる必要があるので、ITエンジニアなどと比べると高いコミュニケーションスキルを求められるという点は心得ておいてください。
3.ITコンサルタント
会社内で経営戦略やIT投資に関する仕事をしていた人なら、フリーのITコンサルタントとしても活躍できるはずです。
クライアントの経営戦略を丁寧にヒアリングしたうえで、その実現に向けて必要なIT投資計画を策定し、必要なツールの導入や支援をおこなうのが主な業務になります。
もともと、ITコンサルタントはクライアント企業への常駐が条件の案件が多かったのでリモートワークは難しかったのですが、コロナ禍以降はリモートワーク可の案件が増えました。
年収の相場は600万~800万円と高額で、1000万円を超える人もめずらしくないという点が大きな魅力です。
4.Webマーケター
マーケティングの経験があるならWebマーケターとしてのフリーランス転向も可能でしょう。
クライアントの自社サイト、オウンドメディア、SNSやメールマガジンなどを活用して製品やサービスを売り込むのが主な仕事です。
効率的に製品やサービスが売れるように市場調査をおこなったり、広告・宣伝を企画したりといった業務もマーケターが請け負います。
従来は企業が内製するものでしたが、専門性が高い分野へのチャレンジや人材育成の手間を考慮するとフリーランスへの依頼のほうが効率的な場面も多く、業務の内容を細分化するかたちでフリーランスのWebマーケターに依頼するケースが増えているようです。
やはり好条件の案件だとクライアント企業への常駐案件がメインですが、細分化された業務であればフルリモートでも働けます。
年収は、経験が浅ければ300万~400万円ですが、経験が豊富なら在宅でも500万~600万円が相場です。
5.Webライター
とくに目立ったスキルや経験をもっていなくても在宅フリーランスとして働きたいならWebライターとしてスタートするのもいいでしょう。
基本的な文書作成の能力とPCを扱うスキルさえあれば誰でもチャレンジできる仕事で、PCがなくてもタブレットと文書作成アプリさえあればフルリモートで対応できます。
クラウドソーシングサービスを使えば案件の取得も簡単です。
会社でサイト内の文章を作成していた経験があったり、有資格者として詳しく正確な情報を提供できたりするならニーズも高いでしょう。
ただし、チャレンジしやすいためWebライターの人口は急増しており、競争も激しいというのが実情です。
企業相手ではなく個人のブロガーやアフィリエイターをクライアントとする案件も多く、安定性に欠くという点も無視できません。
専業ライターでも年収300万円を超えるのは難しいので、まずは副業としてチャレンジすることをおすすめします。
6.イラストレーター
イラスト技術があるならフリーランスのイラストレーターへと転向する道もあります。
趣味などでデジタルイラストに必要な道具がそろっているなら、すぐにでもチャレンジ可能です。
打ち合わせなどで示すサンプルや完成品の提供もすべてデジタル対応を望むクライアントが多いので、完全在宅でも働きやすい仕事だといえます。
ただし、趣味からのチャレンジも簡単であるため最初のうちは単価が安く、ある程度の経験を積んでも年収100万円を超えるのは難しいというのが現実です。
年収300万円を超えるイラストレーターの割合は全体の10%程度なので、イラストレーターのみの収入で生活するのは難しいでしょう。
人気が高まって好条件の案件を得られるようになるまでは副業として考えたほうが安全です。
7.動画編集
PCとツールさえあれば動画編集の仕事にチャレンジするのもいいでしょう。
クライアントから提供された動画を編集し、テロップ・BGM・効果音・ナレーションなどを挿し込んでひとつの動画として完成させる仕事です。
これまでにYouTubeなどで自作の動画を作成・編集して数多く投稿してきた経験があるなら、チャレンジは難しくありません。
平均年収は300万~400万円ですが、企画の段階からかかわることができれば構成・ディレクション・台本の作成・撮影といった業務にも報酬が発生するので、収入アップが期待できます。
スキルだけでなくセンスや流行も問われるので成功するのは難しい職種ですが、知名度が上がれば在宅でも会社員以上の高収入が得られるかもしれません。
8.翻訳・通訳
外国語のスキルをもっているなら、フリーランスの翻訳・通訳としての起業をおすすめします。
実は、翻訳・通訳は非常にニーズが高い仕事です。
海外企業とのやり取りだけでなく、海外の学術論文や仕様書などを取り寄せるシーンのある企業の多くが、実際に翻訳・通訳の仕事をフリーランスに外注しています。
海外勤務や留学などの経験があればネイティブチェックも可能になるので、さらにクライアントからのニーズが高まるでしょう。
平均年収は300万~600万円で収入レンジは広めですが、継続案件を得られれば安定した収入が期待できます。
文書や資料からの翻訳がメインなら在宅のフルリモートでも十分に対応可能ですが、さらに収入をアップさせたいなら折衝や会議などの現場へも出向く案件にも対応できるようにしたいところです。
クラウドソーシングでも募集はありますが、より好条件の案件を見つけるためには通訳・翻訳の案件に強いエージェントサービスの活用をおすすめします。
9.データ入力
会社で基本的なデスクワークを経験してきたなら、データ入力という仕事もあります。
紙ベースやPDFのようにそのままではデータとして利用できない情報を、データ形式で入力していく仕事です。
住所録や店舗情報のリストなどをデータ化する案件がメインになります。
WordやExcelといったソフトがインストールされたPCさえあれば誰でもフリーランスとして働けるうえに、オンラインでのやり取り・納品になるので完全在宅でも対応可能です。
誰でも簡単に起業できるという点では気軽で初心者向けの働き方ですが、収入面には問題があります。
クラウドソーシングサービスにはデータ入力の案件が数多く掲載されていますが全体的に単価が低いので、メインの収入にするには不安です。
毎日コツコツと作業をしてもデータ入力だけだと年収100万円を超えるのは難しいので、フリーランス転向の足掛かりとして副業程度に考えたほうがいいでしょう。
10.文字起こし
データ入力と似た仕事に「文字起こし」があります。
会議や講演、インタビューの録音データを聞いて文字形式に変換する仕事で、以前は録音にカセットテープが使われていたことからテープ起こしとも呼ばれていました。
こちらも最低限のソフトがインストールされているPCさえあれば完全在宅でも働ける仕事ですが、やはり単価が低いのが問題です。
1時間程度の音声データの文字起こし案件では相場が5000円程度ですが、1時間分の音声を聞き取りながら文字に変換していく作業は想像以上に手間がかかります。
しかも、単に音声を聞いたままのかたちで文字に起こすのではなく、前後の文脈から整合性を取る必要があるので、ある程度の文章能力も必要です。
専門用語が登場することも多く、広い知見がないと思うように仕事が進まないことも多いので、思ったほど簡単な仕事でもありません。
文字起こしを専門にしても年収の相場は100万~200万円程度なので、副業のひとつとして取り組み、ほかの仕事をメインに考えたほうがいいでしょう。
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ネットビジネス系で在宅ワーク・未経験でも可能な仕事5つ
業務委託系の仕事は、すでにある程度のスキルや経験を得ている人に適しています。
すると「スキルや経験がなければフリーランスにはなれないのか?」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
ネットビジネス系の仕事なら、完全在宅ワークで未経験でも稼げるようになる可能性があります。
ここでは、在宅・未経験でも稼げるネットビジネス系の仕事5選を挙げていきましょう。
1.アフィリエイター
自分が開設しているブログやサイトに提携企業の広告を掲載し、その広告を経由して商品が購入されたりサービスが利用されたりしたときに報酬が発生するのが「アフィリエイト」という稼ぎ方です。
アフィリエイトで稼ぐ働き方をアフィリエイターと呼びます。
店舗に出向いて実際の商品を購入してみたり、サービスを利用してみたり、あるいは画像などの素材を撮影しにいったりといった機会を除けば、業務のほとんどが在宅で完結可能です。
おもに必要なスキルは文章のライティングと検索エンジンへの最適化(SEO)に関する知識ですが、これらの自信がなくても外注することで解決できます。
アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)を利用すれば提携企業も簡単にみつかるし、初期投資も小さくて済むので、初心者でも間口は広いといえるでしょう。
書店などにいくと専門書が数多く並んでおり「アフィリエイトで月収10万円」といった初心者向けのものから「毎月100万円」「年収〇億円」といった超上級者向けのものなどさまざまです。
そういった意味では、副業としてチャレンジする価値がありながら、成功すれば大きな利益を得られるという夢のある仕事だといえるかもしれません。
しかし、安定的に収入を得るにはブログ・サイトの運営や市場動向の調査・分析といった手間もかかります。
もちろん、手間をかけたからといって収入を得られる保障はないので、会社を辞めていきなりアフィリエイターになる、といった決断はおすすめできません。
2.広告運用(Googleアドセンスなど)
アフィリエイターに近い存在として、Webサイトでの広告運用という仕事もあります。
自分のブログなどに企業の広告を掲載し、広告のクリック数に応じて報酬を得るという稼ぎ方です。
基本的な業務はアフィリエイターと同じで、魅力的なサイト・ブログを作ることがメインになります。
アフィリエイターと少し違うのは、Googleアドセンスなどでは利用審査に通過する必要があるという点です。
審査において不適切だと判断されてしまうとアクセス数が多い人気サイトに成長しても利用が許可されないという点に注意してサイト・ブログ作りをしないといけません。
とはいえ、PCさえあれば完全在宅でも、とくに目立ったスキルや経験がなくてもチャレンジできるし、初期投資も小さくて済みます。
アクセス数が少ないうちは大した収入も期待できませんが、人気が高まってアクセス数が増えれば大きな収入になる可能性もあるので、こちらも夢のある仕事だといえるでしょう。
いきなり安定した収入を得るのはほぼ不可能なので、まずは副業としてチャレンジすることをおすすめします。
3.YouTuber
「子どもたちが将来なりたい職業」の上位にランクインしたことでも大きな話題になったYouTuberも、在宅フリーランスの一種です。
企画の立案・動画の撮影や編集といったスキルだけでなく、視聴者・登録者の獲得、収益化に向けた準備など、さまざまな知識が必要となるためハードルは高いものの、アフィリエイト・広告収入などと併せることで大きな収益となる可能性があります。
YouTuberとしての知名度や人気が高まれば企業からのPR案件を依頼されることもあるので、さらに収入アップが期待できるでしょう。
ただし、YouTuberの競争は極めて激しいのが実情です。
一攫千金を目指す状態で自称YouTuberが乱立しているので、視聴者をひきつけるためには徹底した対策が欠かせません。
収入が得られない状態が続いたとしても継続していなければ収益化は困難なので、やはり副業ととらえてチャレンジし、軌道に乗ったと判断できたタイミングで完全転向するなどの安全策を講じたほうが利口です。
4.せどり
「せどり」とは、商品を安く仕入れて仕入れ値よりも高く販売するビジネス手法です。
似ている手法に「転売」がありますが、転売は定価で商品を購入したうえでプレミアをのせて高額で販売するという点に違いがあります。
市場の定価、あるいは定価に近い価格で販売しても利益を得られる仕組みになっているのがせどりです。
古典的なせどりは、問屋や安売りを実施している店舗をまわって商品を大量に仕入れ、手数料をのせてほぼ定価で販売する手法だったので、手間が大きい割には利幅が小さいという薄利多売のビジネスでした。
現在はネットで在庫余剰分などを安く購入して配送してもらったうえでフリマアプリなどを活用して販売する手法が主流になっており、スマホひとつの完全在宅でもビジネスが完結します。
いつでもフリーランスとしての転向は可能ですが、最初にある程度の仕入れ資金を用意しておく必要があるうえに、仕入れた商品が余剰在庫になってしまう可能性もあるという意味ではリスキーな仕事です。
商品によっては自宅に保管できず場所を借りることになるので、さらにコストが膨らみやすいという問題も抱えています。
商品や価格の目利きが重要になる働き方で、市場のニーズを読み取るセンスがなければマイナスを抱えてしまうリスクがあることは覚悟しなくてはなりません。
また、ネット広告などでは「せどりで月収100万円を得る方法を伝授する」といった情報商材のPRもみかけますが、実際に大きな利益へとつながる情報はほとんどないので注意が必要です。
誰でも簡単にチャレンジできる反面、悪質な情報商材詐欺などの題材にもなりやすいため消費者トラブルに巻き込まれやすいビジネスなのだという心構えが必要です。
5.ハンドメイド作家
アクセサリーや小物などのハンドメイド製品を作るスキルがあるなら、フリーランスのハンドメイド作家として販売するのもいいでしょう。
小売販売が未経験でも、フリマアプリやSNSなどを通じて誰でも簡単に販売できるので気軽に起業できます。
材料の仕入れもネットで済ませれば完全在宅で完結するので、副業としても人気が高い働き方です。
ハンドメイド作家としてある程度の収入を得るには、商品のクオリティやセンスに加えて商材選びの目利きや客をひきつけるコメント・画像の作成なども必要になります。
最初のうちは思ったように収入を得られないかもしれませんが、コツコツと継続して人気クリエイターになれば商品も売れやすくなるので、まずは副業ととらえてチャレンジしてみましょう。
在宅開業系で稼げる仕事3つ
自宅の一部を店舗・事務所として使用することで開業できるのが在宅開業系のフリーランスの仕事です。
好立地の物件を借りるにはまとまった資金が必要ですが、自宅を使えば開業資金は大幅に抑えられるでしょう。
ここでは、稼げる在宅開業系の仕事を紹介します。
1.美容サロン経営
エステサロン・ネイルサロンなどの美容系サロンで勤務した経験があるなら、自宅の一室を改装してサロンを開業するという方法もあります。
自宅での開業が難しい場合でも、店舗利用可能なマンションの一室などで開業すれば初期費用は安く抑えられるでしょう。
美容系の資格は一部を除いてオンライン講座などでも取得できます。
資格とスキルが伴えば、自宅開業でも大成功につながるかもしれません。
大々的な宣伝・広告よりも利用者の口コミ・評判が大きく影響するので、美容的なスキルだけでなく対人スキルも磨くよう心掛けてください。
なお、美容系の仕事ではとくに医療関係の法令に注意を払う必要があります。
無資格ではできない施術もあるので、わからないことがあれば保健所などの関係機関に問い合わせて確認しましょう。
2.カメラマン
機材とPCさえあればフリーランスのカメラマンとしての起業も可能です。
スタジオで人物を撮影するだけでなく、イベント会場の撮影や企業からの依頼で商品・サービスの写真を撮影するといった案件もあります。
自分が撮影した画像をストック型の販売サイトで販売する稼ぎ方もあるので、案件の依頼がないときでもお金を稼ぐルートを確保できるのがカメラマンの強みです。
3.学習塾・カルチャースクール
英語や数学といった学問の知識が豊富なら、自宅の一部を使って学習塾を開業するのもいいでしょう。
曜日や時間を絞って働けるので、副業としても稼働しやすい仕事です。
完全在宅ですが人と関わる働き方なので、気が滅入ることもありません。
同じように、自分のスキルが伴うなら英会話・PC講座・料理教室・フラワーアレンジメント教室・書道教室など、各種のカルチャースクールを開業するのも可能です。
少人数を対象とすれば大きな初期投資なしで自宅開業できるし、ネット環境が整っていればオンラインスクールを開業するという働き方もあります。
いずれにしても、利用者の口コミ・評判が大きく影響するので、コミュニケーションスキルを磨く心がけが欠かせません。
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在宅でフリーランスとして働くメリット
在宅でフリーランスとして働くことには、次のようなメリットがあります。
時間にとらわれず自由に働ける
フリーランスとして働く最大のメリットといえるのが、自由な働きかたを実現できるという点です。
とくに在宅なら曜日・時間にとらわれることなく働けます。
この点は、会社員やクライアント企業の常駐案件をメインにしているフリーランスにはない特権です。
単に自由が欲しいというだけでなく、病気やケガ、妊娠や出産、介護などの事情で会社での勤務が難しい人にとって、在宅・リモートワークという選択肢があるということは大きな救いになるでしょう。
会社に通勤する必要がない
在宅フリーランスなら、会社への通勤の煩わしさに悩まされません。
日本全国の平均的な通勤時間は1時間、片道30分程度といわれています。
都市部で働きながら郊外にマイホームを構えた場合は片道1時間以上の通勤時間を費やすこともめずらしくないので、通勤にかかる時間・コスト・労力をカットできれば、仕事やプライベートに時間の余裕が生まれるでしょう。
会社の上司・同僚・取引先などとの煩わしい関係がない
会社員として働いていると、上司や同僚、取引先などとの関係に悩まされることも多くあります。
この点は、クライアント企業の常駐案件をメインにしているフリーランスも同じでしょう。
在宅のフリーランスなら、基本的にクライアントと対面する機会はほとんどありません。
クライアントとの連絡はメールやチャットで完結するし、会議が必要でもzoomなどのツールで済ませられるので、対面の人付き合いが苦手な人にとっては理想的な働き方になるはずです。
会社員として働きながら副業としても取り組める
在宅フリーランスの仕事にはコンパクトな案件が多いという傾向があります。
会社員として週5日働いている人でも帰宅後のスキマ時間や休日を使って気軽に取り組める仕事が多いので、会社員として安定した収入を確保しながら副業で収入アップを図りたいという人にとってもピッタリです。
在宅でフリーランスとして働くデメリット
在宅フリーランスという働き方をするという決断がもたらすのは、メリットばかりではありません。
これから挙げるようなデメリットがあることも承知しておきましょう。
収入が少なく安定しない
フリーランスとしての働き方には、完全在宅のフルリモートのほかにも、会社員と同じようにクライアント企業に勤める常駐という働き方があります。
リモート案件と常駐案件を比較すると、収入の面でどうしても常駐案件のほうが勝り、リモート案件は報酬額が小さくなってしまうのは避けられません。
在宅の仕事にこだわる理由があるなら受け入れるしかありませんが、とにかく収入アップを目標とするなら常駐案件も視野に入れた案件探しが必要です。
福利厚生がない
会社員を辞めてフリーランスに転向すると、それまでは利用できていた福利厚生がなくなってしまいます。
健康保険の半額負担がなくなり、保険料が高く扶養の概念もない国民健康保険に加入しなければならないし、病気やケガによって働けなくなったときや仕事が原因の病気・ケガも補償されません。
生命保険の団体割引や割安な共済保険も使えなくなるので、収入が不安定になるのに支出が大きくなり、生活を圧迫する原因になってしまいます。
競合するフリーランスの人口が多い
リモート案件は、同業のフリーランスとの競合が激化します。
全国のフリーランス人口の多くは首都圏近郊に集まっているといわれており、常駐案件をメインにしているフリーランスも多数です。
しかし、地方では常駐案件が少ないので、リモート案件に限定して案件を取得するしかありません。
フルリモート案件は企業が募集をかけてもすぐに埋まってしまうか、あるいは選考段階での競争率が高まり落選しやすくなってしまいます。
自分自身の魅力を売り込む機会が少なく誤解を招きやすい
在宅フリーランスには「人と会わなくてはならない機会が少ない」というメリットがありますが、同時に、実際にクライアント企業の担当者と会って「自分自身の魅力を直接売り込む機会も少ない」というデメリットを抱えています。
リモート案件のやり取りは、ほとんどがメールやチャットといった文章での事務的なものです。
感情が伝わりにくく誤解も招きやすいため、人となりをみてもらえることは期待できません。
在宅でもフリーランスとして安定した収入を稼ぐために心がけるべきこと
フリーランスに転向すれば、在宅でも仕事をしてお金を稼ぐことは可能です。
ただし、安定した収入を稼ぐのは決して簡単ではありません。
在宅でもフリーランスとして安定した収入を稼ぐためには、これから挙げる点を心がけていく必要があります。
常にスキルアップを心がける
どんな職種でも、フリーランスの最大の商材は「自分のスキル・経験」です。
クライアントはフリーランスがもつスキルや経験を即戦力として買うのだから、自分の商品価値を高めるには常にスキルアップを目指す心がけが欠かせません。
すでに修得しているスキルに磨きをかけてレベルアップさせたり、新たなスキルを修得して業務の幅を広げたりといったアクションがあれば、継続案件や新規案件の獲得にもつながります。
そのためには、新たな分野へのチャレンジやスキルアップを目指した講座の受講なども必要になるでしょう。
在宅フリーランスに転向しても、常に向上心をもってスキルアップを目指すという姿勢を忘れないでください。
案件を取得できるルートを確保しておく
フリーランスは働いた分だけ収入を得られる働き方ですが、言い換えれば「働いていなければ収入がない」ので、常に案件を取得できるルートを確保しておかなければなりません。
とくに在宅フリーランスが安定して案件を取得するには、クラウドソーシングサービスやエージェントサービスの利用が必須です。
安定して案件を得たいなら、かならず複数のルートを用意しておきましょう。
たとえば、クラウドソーシングなら最大手はクラウドワークスとランサーズの2社ですが、ほかにもココナラ・クラウディア・エニィクルーなどもあります。
主婦向けで在宅案件の多いママワークスといった特化型のサービスもあるので、数多くの求人情報に目を通すように心がけてください。
人脈を大切にする
意外に感じるかもしれませんが、フリーランスにとって「人脈」は宝です。
フリーランス協会が毎年実施している調査にもとづいて公表しているフリーランス白書2023によると、現在フリーランスとして活動している人が直近で最も多くの収入を得られた案件の獲得経路の第1位は「人脈」でした。
実は、案件取得の経路として人脈の割合は年々下がっています。
2019年の調査では43.3%を占めていましたが、最新の2023年調査では約10ポイントの減少で、変わりにエージェントサービスの割合が約6ポイント上昇しています。
この変化に注目すれば、今は「人脈よりもエージェントサービス」と考えることもできますが、いまだに3割の案件が人脈によって獲得されている事実は無視できません。
在宅フリーランスを目指す人のなかには「人付き合いをしたくない」と思っている人がいるかもしれませんが、フリーランスが仕事をして安定した収入を得るためには、自分がもつあらゆるルートを使い倒すくらいの意気込みが必要だと覚えておいたほうがいいでしょう。
会社員のころの上司・同僚・部下、取引先、学生時代の同期生、地元の旧友、近所に住む人、趣味でつながった知人など、どのような人脈でも案件につながる可能性があると考えて、大切にするべきです。
とくに、在宅のフリーランスになると、一人きりで業務に没頭する時間も多くなります。
誰ともかかわりをもっていないと精神衛生のうえでもよくないし、適度な気分転換に付き合ってくれる友人などの存在がストレス解消につながるシーンも多いので、積極的に人脈を広げる努力を忘れないでください。
さいごに
フリーランスに転向すれば、働き方の選択は自由です。
完全在宅であってもお金を稼げるのはフリーランスに転向する大きなメリットのひとつだといえるでしょう。
すでに修得しているスキルや経験を活かせばすぐにでも案件を得られる可能性があるし、未経験でもチャレンジできる職種もあるので、まずはクラウドソーシングサイトやエージェントサービスを活用して自分にできる案件を探してみてください。
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